たち‐わずら・う【立ち煩ふ】
[動ハ四] 1 立ち続けてつらい思いをする。立ちくたびれる。「夜一夜—・ひて帰るとて」〈大和・七六〉 2 立ち去りがたく思う。「とかく—・ふなる庭のたたずまひも」〈源・賢木〉 3 車の置き場がな...
たち‐わた・る【立ち渡る】
[動ラ四] 1 霧・雲などが、あたり一帯に広がる。「狭井河(さゐがは)よ雲—・り」〈記・中・歌謡〉 2 車や人などが一面に立ち並ぶ。「弦うち二十人…二なみに—・れり」〈紫式部日記〉 3 一方から...
たち‐わ・る【裁(ち)割る/断(ち)割る】
[動ラ五(四)] 1 切って割る。切って分け放す。「薪(まき)を—・る」 2 切り裂く。切り開く。「魚の腹を—・る」
たちん‐ぼう【立ちん坊】
1 長い時間ずっと立ちつづけていること。立ちどおし。たちんぼ。「—で待ち続ける」 2 明治から大正のころ、道端に立っていて、通りがかりの車の後押しなどをして駄賃をもらった人。たちんぼ。