つぼさか‐でら【壺阪寺】
奈良県高市郡高取町にある真言宗豊山(ぶざん)派の寺、壺阪山南法華寺の通称。開創は大宝3年(703)、開山は弁基という。もと法相宗。西国三十三所第6番札所。本尊の千手観音は「壺坂霊験記」で有名。
つぼさかれいげんき【壺坂霊験記】
浄瑠璃。世話物。一段。原作者未詳。浄瑠璃「観音霊場記」に2世豊沢団平・加古千賀夫妻が補訂・作曲。明治12年(1879)大阪大江橋席初演。お里と座頭沢市(さわいち)との夫婦愛に、壺阪寺の観音の霊験...
つぼ‐ざら【壺皿】
1 本膳(ほんぜん)料理に用いる、小さくて深い食器。煮物などを盛る。 2 ばくちの采(さい)を入れて伏せるのに用いる器。壺。 3 見開いた大きな目。「睨(にら)む眼の—より、無念の涙はらはらはら...
つぼ‐しょうぞく【壺装束】
⇒つぼそうぞく
つぼ‐すう【坪数】
坪を単位として表した面積。
つぼ‐すみれ【壺菫/坪菫/菫菜】
1 スミレ科の多年草。山野に生え、高さ10〜20センチ。葉は腎臓形で柄が長い。春、花柄を出し、紫色のすじのある白い花をつける。こまのつめ。にょいすみれ。《季 春》 2 襲(かさね)の色目の名。表...
つぼ‐せんざい【坪前栽/壺前栽】
中庭に植え込んだ前栽。「御前の—の、いとおもしろきさかりなるを」〈源・桐壺〉
つぼ‐そうぞく【壺装束】
平安時代から鎌倉時代にかけて、上・中流の女子が徒歩で外出または旅行する際の服装。小袖・単(ひとえ)・袿(うちき)などを着重ね、歩行しやすいように裾(すそ)を引き上げて身丈(みたけ)に合わせ、ふと...
つぼ‐そで【壺袖】
1 袂(たもと)のない袖。筒袖。 2 鎧(よろい)の胴丸・腹巻きの袖の一。上部が広く、下の方がしだいに狭く作られている。
つぼた‐じょうじ【坪田譲治】
[1890〜1982]小説家・児童文学者。岡山の生まれ。「赤い鳥」などを通して日本の新しい創作童話の世界を開拓した。作「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」など。