とりのき‐むじん【取り退き無尽】
江戸時代に流行した無尽。くじに当たって金を取った者は退会し、それ以後掛け金を払わなくてもいいもの。
とり‐のけ【取り除け】
1 取り除けること。除外。 2 例外。「送籍(そうせき)は吾々仲間のうちでも—ですが」〈漱石・吾輩は猫である〉
とり‐の・ける【取り除ける】
[動カ下一][文]とりの・く[カ下二] 1 そこから取ってなくす。とりのぞく。「障害物を—・ける」 2 取り出して別にする。「予約の分を—・ける」
とり‐の‐こ【鳥の子】
1 鳥の卵。特に、鶏(にわとり)の卵。 2 鳥のひな。特に、鶏のひな。ひよこ。 3 「鳥の子色」の略。 4 「鳥の子紙」の略。
とりのこ‐いろ【鳥の子色】
鶏卵の殻のような色。淡黄色。
とりのこ‐がみ【鳥の子紙】
雁皮(がんぴ)を主原料とした上質の和紙。鶏卵の色に似た淡黄色で、強く耐久性があり、墨の映りもよい。福井県・兵庫県産のものが有名で、越前鳥の子・播磨紙(はりまがみ)ともいわれる。
とり‐のこさ◦れる【取(り)残される】
[連語]《動詞「とりのこす」の未然形+受身の助動詞「れる」》「取り残す2」に同じ。「時代に—◦れる」
とり‐のこし【取(り)残し】
全部取らずに残しておくこと。取ったあとに残っていること。また、そのもの。
とり‐のこ・す【取(り)残す】
[動サ五(四)] 1 全部取らずに残しておく。「—・した分を回収する」 2 (多く「取り残される」の形で)そのものだけをあとに残す。置き去りにする。「仲間に—・される」
とりのこ‐もち【鳥の子餅】
祝儀用の、平たい卵形の紅白の餅。鶴(つる)の子餅。