き‐ざし【兆し/萌し】
物事が起こりそうな気配。兆候。「春の—を感じる」「回復の—が見える」
き‐ざ・す【兆す/萌す】
[動サ五(四)] 1 草木が芽を出す。芽生える。「新芽が—・す」 2 物事が起ころうとしている気配がある。心の中にある感情や考えなどが生まれる。「日射しに秋の色が—・す」「淡い恋心が—・す」 [...
ちょう【兆】
1 古代の占いで、亀の甲を焼いてできる裂け目の形。転じて、物事が起こる前ぶれ。きざし。しるし。「災いの—」 2 数の単位。1億の1万倍。10の12乗。古くは中国で1億の10倍。「八—円の予算」
ちょう【兆】
[音]チョウ(テウ)(漢) [訓]きざす きざし [学習漢字]4年 1 きざし。「兆候/吉兆・凶兆・前兆」 2 数の単位。億の一万倍。また、数の多いこと。「兆民/億兆」 [名のり]とき・よし
ちょう‐こう【兆候/徴候】
物事の起こる前ぶれ。きざし。前兆。「景気回復の—がみえる」
ちょう‐ぜん【兆前】
きざしが現れる前。「—に機を見る人は潜(ひそ)かにこれを怪しめり」〈太平記・二〇〉
ちょう‐みん【兆民】
たくさんの人民。万民。