そり‐おと・す【剃り落(と)す】
[動サ五(四)]毛髪・ひげなどをそって落とす。「まゆを—・す」
そり‐くい【剃り杭/剃り杙】
ひげをそったあとの短く伸びた毛を、杭に見立てていう。「法師らがひげの—馬繋(つな)ぎいたくな引きそ僧(ほふし)は泣かむ」〈万・三八四六〉
そり‐こぼ・す【剃り毀す】
[動サ五(四)]髪の毛をそり落とす。「惜しげもなくクリクリに—・した儘を」〈寅彦・嵐〉
そり‐こぼ・つ【剃り毀つ】
[動タ四]「そりこぼす」に同じ。「道にて天窓(あたま)を—・ち」〈浄・千本桜〉
そり‐こみ【剃り込み】
剃り込むこと。また、剃り込んだ生え際。「—を入れる」
そり‐こ・む【剃り込む】
[動マ五(四)]生え際などを深くそる。「額の隅を—・む」
そり‐さ・ぐ【剃り下ぐ】
[動ガ下二]頭髪を頂から下の方へそる。「月代(さかやき)は耳の元まで—・げ」〈仮・浮世物語・一〉
そり‐さげ【剃り下げ】
月代(さかやき)を広く剃り下げて両鬢(びん)を細く残した髪形。江戸時代に、中間(ちゅうげん)・小者(こもの)・奴(やっこ)などの間で行われた。
そり‐たて【剃り立て】
毛髪・ひげなどをそったばかりであること。
そ・る【剃る】
[動ラ五(四)]毛髪やひげなどを、かみそりなどで根元からきれいに切り落とす。「ひげを—・る」 [補説]なまって「する」ともいう。 [可能]それる