ちゃく‐し【嫡嗣】
1 嫡出の嗣子。正妻から生まれた子で家督を継ぐ人。てきし。 2 宗教・芸能などで、流派の正統を継ぐ人。てきし。
てき‐し【嫡嗣】
⇒ちゃくし(嫡嗣)
ちょ‐し【儲嗣】
天子または貴人の世継ぎ。儲君。儲弐(ちょじ)。
ひ‐つぎ【日嗣】
《日の神の詔命で大業を次々にしろしめす意という》天皇の位を敬っていう語。あまつひつぎ。「天(あま)つ御子(みこ)の天つ—知らしめす」〈記・上〉
ふじわら‐の‐おつぐ【藤原緒嗣】
[773〜843]平安初期の公卿。百川(ももかわ)の長男。桓武天皇の寵を受け、参議・左大臣などを歴任。「新撰姓氏録」「日本後紀」の編者の一人。
ふじわら‐の‐ひろつぐ【藤原広嗣】
[?〜740]奈良前期の公卿。宇合(うまかい)の長男。大宰少弐。玄昉(げんぼう)・吉備真備(きびのまきび)らを批判し、九州で挙兵したが、約2か月で敗れた。
ふじわら‐の‐ふゆつぐ【藤原冬嗣】
[775〜826]平安初期の公卿。嵯峨天皇の親任を得、蔵人所(くろうどどころ)設置により蔵人頭となり、以後要職を歴任。「弘仁格式」「内裏式」などの撰修を行い、一族子弟のために勧学院を設けた。閑院...
ほう‐し【法嗣】
師から仏法の奥義を受け継いだ者。禅宗では「はっす」という。
ほっ‐し【法嗣】
⇒ほうし(法嗣)
むらおか‐つねつぐ【村岡典嗣】
[1884〜1946]思想史学者。東京の生まれ。東北大教授。日本思想史学の開拓者。著「本居宣長」「日本思想史研究」など。