だい‐しきょう【大司教】
カトリック教会の聖職の一。一国あるいは一地方の統轄者として司教の上に置かれる。
だい‐しくう【大司空】
古代中国の官名。周代には冬官の長として土木工作をつかさどった。漢代に監察を任とした御史大夫を改称し、大司馬・大司徒とともに三公と称した。後漢以降は司空という。
だい‐しと【大司徒】
古代中国の官名。周代には地官の長として戸口・田土・財貨・教育をつかさどった。前漢末に丞相(じょうしょう)を改めて大司徒とし、大司馬・大司空とともに三公と称した。後漢以降は司徒という。
だい‐しのう【大司農】
中国漢代、九卿の一。銭穀・金帛(きんぱく)など、中央政府の国家財政をつかさどった。三国時代以降は司農と改称。
だい‐しば【大司馬】
古代中国の官名。周代には夏官(かかん)の長として軍事・運輸をつかさどった。漢代に軍事を任とした太尉を大司馬と改称し、大司徒・大司空とともに三公と称した。後漢以降は再び太尉という。