うばい‐あい【奪い合い】
ものを争って取り合うこと。
うばい‐あ・う【奪い合う】
[動ワ五(ハ四)]数に限りのあるものを、争って取り合いをする。「電車の座席を—・う」
うばい‐かえ・す【奪い返す】
[動サ五(四)]一度奪われたものを、ふたたび相手から奪う。「タイトルを—・す」
うばい‐さ・る【奪い去る】
[動ラ五(四)]他人のものを、無理に取り上げて行ってしまう。比喩的にも用いる。「金目のものはすべて—・られた」「冷風が体温を—・る」
うばい‐と・る【奪い取る】
[動ラ五(四)]他人の物を無理に自分の物にする。無理やりに取る。「財布を—・る」「王座を—・る」
ばい‐あ・う【奪ひ合ふ】
[動ハ四]「うばいあう」の音変化。「真を取らう取らうと存じて—・ふ内に」〈虎寛狂・真奪〉
ばい‐しらが・う【奪ひしらがふ】
[動ハ四]互いに争ってうばいあう。われがちにうばいあう。「—・ひてこれを破り食ひけり」〈宇治拾遺・六〉
ばい‐と・る【奪ひ取る】
[動ラ四]「うばいとる」に同じ。「かくしつる気色(けしき)を見て、—・りて返ししたり」〈かげろふ・上〉