つかいはたしてにぶきょうげん【尽用而二分狂言】
黄表紙。曲亭馬琴作。寛政3年(1791)、京伝門人大栄山人の筆名で刊行。角書は「廿日余四拾両(はつかあまりにしじゅうりょう)」。
つか・す【尽かす】
[動サ五(四)]すっかり出してなくす。出しつくす。「愛想を—・す」
つき【尽き】
尽きること。終わり。「運の—」
つき・す【尽きす】
[動サ変]《動詞「つ(尽)く」の連用形+動詞「す」から》尽きる。なくなってしまう。ふつう、打消しの形で用いる。→尽きせぬ「なほ—・せずあてになまめかしうおはします」〈源・藤裏葉〉
つきせ‐ぬ【尽きせぬ】
[連語]尽きることがない。いつまでも変わらない。「—故郷への思い」→尽きす
つき‐は・てる【尽(き)果てる】
[動タ下一][文]つきは・つ[タ下二]全く尽きる。すっかりなくなる。「精も根も—・てる」「愛想が—・てる」
つき‐め【尽(き)目】
物事が終わり尽きてしまう時。「金(かね)の—」「運の—」
つ・きる【尽きる/竭きる】
[動カ上一][文]つ・く[カ上二] 1 次第に減って、とうとうなくなる。「万策—・きる」「気力が—・きた」 2 続いていたものが終わる。途絶える。「寿命が—・きる」「道が—・きる」「名残が—・き...
つ・く【尽く】
[動カ上二]「つきる」の文語形。
つく・す【尽(く)す】
[動サ五(四)] 1 そのことのために全部を使ってしまう。ある限りを出しきる。「手を—・す」「最善を—・す」 2 その事柄の極にまで達する。成しうるまでする。きわめる。「善美を—・した建築」「ぜ...