きたがわ‐ふゆひこ【北川冬彦】
[1900〜1990]詩人・映画評論家。滋賀の生まれ。本名、田畔(たぐろ)忠彦。映画評論で生計を立てるかたわら、雑誌「詩と詩論」の創刊に参加。詩集に「戦争」「三半規管喪失」など。
きょうごく‐なつひこ【京極夏彦】
[1963〜 ]小説家。北海道の生まれ。本名、大江勝彦。妖怪・民俗学の知識を生かした幻想的な長編ミステリーを数多く手がけ、幅広い読者層を獲得する。「後巷説(のちのこうせつ)百物語」で直木賞受賞。...
きんだいち‐はるひこ【金田一春彦】
[1913〜2004]言語学者・国語学者。東京の生まれ。京助の長男。音韻史を専門とし、日本語のアクセントや方言に関する研究ですぐれた業績を残した。著「日本語」「日本語音韻の研究」「十五夜お月さん...
くぜ‐てるひこ【久世光彦】
[1935〜2006]演出家・小説家。東京の生まれ。「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などのテレビドラマを演出、大ヒットとなる。文筆業にも活躍の場を広げ、小説「聖なる春」で芸術選奨。他に「一九三四...
くろだ‐はるひこ【黒田東彦】
[1944〜 ]官僚・銀行家。福岡の生まれ。大蔵省(現財務省)に入省し要職を歴任。退官後はアジア開発銀行総裁などを経て、平成25年(2013)日本銀行総裁に就任した。
げん【彦】
[人名用漢字] [音]ゲン(呉)(漢) [訓]ひこ 容姿や才に秀でた男子。「俊彦・諸彦」 [名のり]お・さと・ひろ・やす・よし
こだいら‐くにひこ【小平邦彦】
[1915〜1997]数学者。東京の生まれ。米国に留学滞在し、調和積分論の研究などで有名。文化勲章受章。
さかい‐としひこ【堺利彦】
[1871〜1933]社会主義運動の先駆者。福岡の生まれ。号、枯川。万朝報記者となり、のち、幸徳秋水らと平民社を起こし、終始非戦論を唱えて数度入獄。日本社会党・日本共産党の創立にも参加。
さるだ‐ひこ【猿田彦】
《「さるたひこ」とも》 「猿田彦神(さるだひこのかみ)」に同じ。 シソ科の多年草。湿地に自生し、高さ20〜60センチ。茎は四角柱。葉は対生し、縁に粗いぎざぎざがある。夏から秋に、葉の付け根に...
しぶさわ‐たつひこ【渋沢竜彦】
[1928〜1987]仏文学者・小説家・評論家。東京の生まれ。本名、竜雄。サドやコクトーなどフランス文学の翻訳、研究のほか、評論・小説などに活躍。「唐草物語」で泉鏡花文学賞、「高丘親王航海記」で...