まて‐しばし【待て暫し】
[連語]「しばらく待て」の意。他人の行動を抑制したり、自分の行為を少しの間押しとどめて考えなおすときにいう語。「—と思案する」 [名]ミノカサゴの別名。
待(ま)て暫(しば)しがな・い
気が短い。思い込むと待っていられない。「—・い人」
待(ま)てど暮(く)らせど
いくら長く待っても期待している事が実現しないさまを表す。あとに打消しの語を伴って副詞的に用いる。「—たよりが来ない」
待(ま)てば海路(かいろ)の響(ひび)きあり
「待てば海路の日和あり」の誤り。
待(ま)てば海路(かいろ)の日和(ひより)あり
待っていれば、海の静かないい日和がやってくる。「待てば甘露の日和あり」の言い方を変えたもので、意味は同じ。
待(ま)てば甘露(かんろ)の日和(ひより)あり
待っていれば、甘露が降ってくるような日和もある。あせらずにじっくりと待っていれば、やがてよい機会がめぐってくる。