から‐ごえ【枯ら声】
しわがれた声。かれごえ。「気色(けしき)ある鳥の—に鳴きたるも」〈源・夕顔〉 [補説]一説に、「空声」で、うつろな声の意とも。
から・す【枯らす】
[動サ五(四)]《「涸らす」と同語源》草木を枯れさせる。「丹精した植木を—・す」
から‐ちゃ【枯ら茶】
染色で、黄色味をおびた茶色。
から・びる【乾びる/涸びる/嗄びる/枯らびる】
[動バ上一][文]から・ぶ[バ上二] 1 (乾びる・涸びる)乾いて水分がなくなる。草木がしおれる。「黄ろく—・びた刈科(かりかぶ)を」〈二葉亭訳・あひゞき〉 2 (乾びる・涸びる)物事が、潤いの...
から・ぶ【乾ぶ/涸ぶ/嗄ぶ/枯らぶ】
[動バ上二]「からびる」の文語形。
か・る【枯る】
[動ラ下二]「か(枯)れる」の文語形。
かれ‐いろ【枯れ色】
1 草木の枯れた色。また、枯れしぼんだようす。 2 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は青。一説に、表は白、裏は薄紫。冬に用いる。
かれ‐えだ【枯れ枝】
枯れた木の枝。また、葉の枯れ落ちた木の枝。《季 冬》
かれ‐お・ちる【枯れ落ちる】
[動タ上一][文]かれお・つ[タ上二]草木の花や葉が枯れて落ちる。「木の葉が—・ちる」
かれ‐おばな【枯れ尾花】
枯れたすすきの穂。枯れすすき。《季 冬》「狐火(きつねび)の燃えつくばかり—/蕪村」