か・ける【欠ける/缺ける/闕ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 かたい物の一部分が壊れてとれる。「コップが—・ける」「歯が—・ける」 2 そろうべきものの一部分、または必要なものが抜けている。脱落する。「メンバーが一人...
かん【欠】
《「欠」の字音「けん」の音変化》目方・分量などが減っていること。また、その減った量。「目を懸けしに、思ひの外に—のたつこと」〈浮・永代蔵・二〉
かん‐まい【欠米】
《「かけまい」の音変化》近世、年貢米の輸送中に生じる欠損米を補うための付加米。また、村で保管中の年貢米に生じた減損分の補充米。
けっ‐か【欠課】
[名](スル)受講者がその時間の授業または講義に欠席すること。
けっ‐かく【欠格】
必要な資格に欠けていること。「—者」⇔適格。
けっ‐かく【欠画/闕画】
漢字の字画を省くこと。特に中国で、天子や貴人の名と同一の漢字を用いるとき、はばかってその字画を省くこと。清の康熙(こうき)帝の諱(いみな)、玄燁(げんよう)の玄を「」と書く類。欠け字。
けっ‐かん【欠巻】
ひとそろいとなる書物などで、ある巻が欠けていること。また、その巻。
けっ‐かん【欠陥】
欠けて足りないこと。不備な点。「論理上の—を衝(つ)く」「—商品」
けっ‐かん【闕官/欠官】
1 現任者の欠けている官職。 2 官職を解くこと。免官。解官(げかん)。「為朝が鎮西の狼藉によって—せられ」〈保元・中〉
けっかん‐しゃ【欠陥車】
構造・材質などに欠陥のある自動車。