さがみ【相模/相摸】
旧国名の一。今の神奈川県の大部分に相当する。相州。 「相模女」の略。
さがみ【相模】
平安中期の女流歌人。相模守大江公資(おおえのきんより)の妻であったことからその名がある。脩子(しゅうし)内親王に仕え、多くの歌合に参加。家集に「相模集」がある。生没年未詳。
さがみ‐おんな【相模女】
相模国から江戸に奉公に出た女。川柳などで好色な女性とされた。さがみ。
さがみ‐がわ【相模川】
神奈川県中央部を流れ、相模湾に注ぐ川。山中湖に発し、相模湖までの上流を桂川、河口付近を馬入(ばにゅう)川ともいう。長さ約109キロ。
さがみ‐こ【相模湖】
神奈川県北西部にある、相模川中流をせき止めたダムによってできた人造湖。昭和22年(1947)完成。
さがみ‐しゅうじょうかいぼん【相模舟状海盆】
⇒相模トラフ
さがみ‐じょしだいがく【相模女子大学】
神奈川県相模原市にある私立大学。明治33年(1900)設立の日本女学校に始まり、帝国女子専門学校を経て、昭和24年(1949)新制大学として発足。
さがみ‐たろう【相模太郎】
北条時宗の少年時の呼び名。父時頼が相模守であったことによる。
さがみ‐てつどう【相模鉄道】
神奈川県の私鉄会社。横浜から海老名(えびな)に至る相鉄本線と、二俣川から湘南台(しょうなんだい)に至るいずみ野線とを主体とする。
さがみ‐トラフ【相模トラフ】
日本海溝から房総半島沖で北西に分岐して相模湾奥に及ぶ細長い海底の凹地(トラフ)。フィリピン海プレートの北東縁の沈み込み帯で、関東大地震などの巨大地震が発生している。相模舟状海盆。