はえ【蠅】
双翅(そうし)目イエバエ科および近縁の科の昆虫の総称。体長約1センチ。翅(はね)は、後ろ翅が退化して棒状となっているため、一対。体は黒色・褐色で、頭部に大きな複眼と3個の単眼があり、触角は短い。...
はえ【蠅】
《原題、(フランス)Les Mouches》サルトルの戯曲。3幕。1943年、ドイツ占領下のパリ市立劇場サラベルナール座にて初演。ギリシャ神話のエレクトラとオレステスの物語を下敷きにした作品。...
ひつじ‐ばえ【羊蠅】
双翅(そうし)目ヒツジバエ科の昆虫。体長1センチくらい。体が密に毛に覆われ、ミツバチに似て、黄色で黒色の顆粒(かりゅう)を密につけている。幼虫は羊の鼻腔内に付着する害虫。
ふゆのはえ【冬の蠅】
梶井基次郎の短編小説。昭和3年(1928)「創作月刊」誌に発表。
べっこう‐ばえ【鼈甲蠅】
双翅(そうし)目ベッコウバエ科の昆虫。体長2センチくらいで、全体に黄褐色。翅(はね)に数個の黒褐色の紋がある。森林にすみ、樹液や糞(ふん)などに集まる。
み‐ばえ【実蠅/果実蠅】
双翅(そうし)目ミバエ科の昆虫の総称。体長5、6ミリのものが多く、頭部は半球形をし、翅(はね)は透き通って斑紋(はんもん)のあるものが多い。幼虫は蛆(うじ)で、果実や花・葉・茎などに食い入る。チ...
やどり‐ばえ【寄生蠅】
1 他の昆虫に寄生するハエ。ヤドリバエ・ニクバエなど。 2 双翅(そうし)目ヤドリバエ科の昆虫の総称。体は暗色で淡色の斑紋があり、毛深い。剛毛の目立つものを針蠅(はりばえ)とよぶこともある。日中...