き‐せき【輝石】
カルシウム・マグネシウム・鉄などを含む複雑な珪酸塩(けいさんえん)鉱物。斜方晶系に属する斜方輝石と、単斜晶系の単斜輝石とがある。火成岩・変成岩の重要な造岩鉱物。
きせき‐あんざんがん【輝石安山岩】
輝石を斑晶(はんしょう)として含む安山岩。日本で最も普通の火山岩。
きせん‐スペクトル【輝線スペクトル】
原子がエネルギーの高い状態からもとの状態へと遷移するときに放射する光のスペクトル。元素により固有の単色光の明るい線となって現れる。
きせん‐せいうん【輝線星雲】
散光星雲のうち、電離したガスが光を放射する星雲。近傍にある高温の星からの紫外線によって励起される場合が多く、若い大質量星による場合はHⅡ領域、白色矮星の場合は惑星状星雲と呼ばれる。
き‐そうえんこう【輝蒼鉛鉱】
ビスマスと硫黄からなる鉱物。金属光沢のある銀白または灰白色で、塊状や葉片状。輝安鉱に似るが、比重は大。斜方晶系。ビスマスの重要な鉱石。輝ビスマス鉱。
き‐てん【輝点】
テレビの受像管で、電子ビームが当たってできる小さい光の点。光点。
き‐ど【輝度】
光源のまぶしさを示す量。広がりをもつ光源の単位面積あたりの光度で表す。単位はカンデラ毎平方メートル。
き‐どうこう【輝銅鉱】
銅と硫黄からなる鉱物。斜方晶系。黒灰色で軟らかく、塊状か土状のものが多い。銅の原料鉱石として重要。硫銅鉱。カルコサイト。
きど‐おんど【輝度温度】
高温の固体の表面から放射されるある波長の光の輝度と等しい輝度の黒体の温度。真の固体温度より低い値となる。
きりょく‐がん【輝緑岩】
半深成岩の一。完晶質で斑状(はんじょう)の黒色の緻密(ちみつ)な岩石。斜長石・輝石を主とし、斑晶(はんしょう)と石基とがはっきりしないものも多い。粗粒玄武岩。