かい‐せい【回青】
中国明代にイスラム圏から輸入された、青花(染め付け)に用いる青色のコバルト顔料。回回青。
かん‐せい【汗青】
《昔、中国で、火にあぶって汗のように染み出る油を取り去った青竹に文字を書いたところから》記録。史書。汗簡。殺青(さっせい)。
ぐん‐じょう【群青】
1 鮮やかな藍青(らんせい)色の絵の具。また、その色。藍銅鉱(らんどうこう)を原料として製する。「—の大海原」 2 青色顔料の一。カオリン・珪藻土・硫黄・炭酸ナトリウムと還元剤を配合し、焼成して...
げん‐せい【芫青】
ツチハンミョウ科の昆虫で、特に薬用にされる中国産のキオビゲンセイやヨーロッパ産のミドリゲンセイのこと。成虫は毒性の強いカンタリジンを含み、漢方では利尿剤、また、できもののうみ出しに使う発泡剤の原...
こう‐せい【江青】
[1914〜1991]中国の政治家。本名は李進。山東省の人。1930年代に上海の新劇界で女優として活躍。のち中国共産党に入り、1939年に延安で毛沢東と結婚。1966年から文化大革命を推進したが...
チアン‐チン【江青】
⇒こうせい(江青)
こん‐じょう【紺青】
1 青色顔料の一。一般に、フェロシアン化カリウムの溶液に硫酸鉄と酸化剤を加えて製する。酸化コバルトにカオリンまたは蝋石(ろうせき)を配合し、焼成して得られるものもある。天然に産するものとして、岩...
さい‐せい【催青】
孵化(ふか)の近い蚕の卵を、適当な温度・湿度と光線の部屋に保護し、孵化をそろえる処置。孵化直前の卵は殻が透け、青く見える。《季 春》
さお【さ青】
[名・形動]《「さあお(さ青)」の音変化。「さ」は接頭語》青。まっさお。「人魂(ひとだま)の—なる君がただひとり逢へりし雨夜(あまよ)のはひさし思ほゆ」〈万・三八八九〉
さっ‐せい【箚青】
《「とうせい(箚青)」の慣用読み》いれずみ。刺青。「渠(かれ)が雪の如き膚(はだ)には、—淋漓として」〈鏡花・義血侠血〉