うち‐つ・ける【打（ち）付ける】

の解説

［動カ下一］［文］うちつ・く［カ下二］

1. １ 釘 (くぎ) などで打って、取り付ける。「雨戸に板を—・ける」

1. ２ 強く打つ。ぶっつける。「鴨居 (かもい) に頭を—・ける」

1. ３ 火打ち石を打って火をつける。

   1. 「母は錠をあけてはいり、火を—・ける」〈人・閑情末摘花・一〉

1. ４ 露骨に事を行う。遠慮なくする。

   1. 「いやながらかなへてもやるべしと、—・けたる文章」〈浮・五人女・三〉

1. ５ うってつけである。格好である。

   1. 「—・けたよい敵 (かたき) 、不足はあるまい」〈浄・加増曽我〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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