あがたいぬかい‐の‐たちばな‐の‐みちよ【県犬養橘三千代】
[?〜733]奈良前期の女官。美努(みぬ)王に嫁して橘諸兄(たちばなのもろえ)を産み、藤原不比等に再嫁して光明皇后を産んだ。文武・聖武天皇の養育にあたり、橘姓を賜って権勢を振るった。橘三千代。
あきもと‐まつよ【秋元松代】
[1911〜2001]劇作家。神奈川の生まれ。秋元不死男の妹。三好十郎に師事。売春婦問題を扱った「もの云わぬ女たち」のほか、主な作品に「常陸坊海尊」「かさぶた式部考」「七人みさき」「近松心中物語...
うの‐ちよ【宇野千代】
[1897〜1996]小説家。山口の生まれ。新聞の懸賞小説に当選、作家活動に入る。「色ざんげ」「おはん」など愛欲や女性の生をテーマにした作品多数。私生活でも尾崎士郎・東郷青児との恋愛、北原武夫と...
かが‐の‐ちよ【加賀千代】
⇒千代女(ちよじょ)
かくた‐みつよ【角田光代】
[1967〜 ]小説家。神奈川の生まれ。読みやすい文体で家族や恋愛をテーマにした作品を発表し、若い女性の支持を得る。「対岸の彼女」で直木賞受賞。他に「まどろむ夜のUFO」「キッドナップ・ツアー」...
たちばな‐の‐みちよ【橘三千代】
⇒県犬養橘三千代(あがたいぬかいのたちばなのみちよ)
たなか‐きぬよ【田中絹代】
[1909〜1977]映画女優。山口の生まれ。少女時代からスターの地位を確立、晩年まで第一線にあった。監督としても活躍。出演作「愛染かつら」「西鶴一代女」「サンダカン八番娼館・望郷」など。
つつみ‐ちよ【堤千代】
[1917〜1955]小説家。東京の生まれ。本名、文子。先天的な心臓疾患を抱えており、通学せず自宅で独学。「小指」およびその他の作品で女流作家として初めて直木賞受賞。他に「再会」「柳の四季」「カ...
ろくだい【六代】
[?〜1199?]平安末・鎌倉初期の人。平維盛(たいらのこれもり)の長男。平家滅亡後、北条時政に捕らえられ、斬られようとしたところを文覚(もんがく)によって救われ、出家して妙覚と号した。