にらむ/にらみつける/ねめつける の解説 - 小学館 類語例解辞典

にらむ/にらみつける/ねめつける の共通する意味

鋭い目つきでじっと見る。

英語表現 to glare (at)

国語辞書で調べる にらむ にらみつける ねめつける

にらむ/にらみつける/ねめつける の使い方

にらむ 【マ五】
▽学生は不満げに先生の顔をにらんだ
にらみつける 【カ下一】
▽怒りをこめた目でにらみつける ▽将棋盤をじっとにらみつける
ねめつける 【カ下一】
▽鋭い目つきで一人一人ねめつけた

にらむ/にらみつける/ねめつける の使い分け

「にらむ」は、「情勢をにらむ」のように、事件の原因や真相、今後の動きなどを探るためにじっと見る意、また、「犯人は彼だとにらむ」のように、見当をつける意にも使われる。また、「素行の悪さから先生ににらまれている」のように、受身の形になる場合、よくない人物として特に目をつけられる意になる。
「にらみつける」「ねめつける」は、強くにらむ意。「ねめつける」は、「にらみつける」の古めかしい言い方で、相手を威圧する場合に多く使い、ふつう、物に対しては使わない。
「睨(にら)む」「睨(にら)み付(つ)ける」「睨(ね)め付(つ)ける」とも書く。

にらむ/にらみつける/ねめつける の関連語

にらみ合う 【ワ五】
互いに相手をにらむ。また、互いに相手の動きをじっとうかがい対立する意味でも使われる。「睨み合う」とも書く。「両力士が互いににらみ合う」「国境線を間ににらみ合っている両国」

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#人間の動作#目の働き