に/で の解説 - 小学館 類語例解辞典

に/で の共通する意味

動作・状態の終わる時を表わす。

に/で の使い方

▽工事は六月に完了した ▽銀行は三時に閉店する
▽申し込みは明日で締め切る ▽父は来月で定年だ

に/で の使い分け

動作や状態の終わる時は、時を表わす名詞に「に」をつけて表わす場合と、「本日閉店」のように格助詞をつけないで名詞だけで表わす場合、「で」をつけて表わす場合とがある。
「に」がつくのは、「…年」「~月…日」「…曜日」「~時…分」などのように、いつであるかがはっきりと定まっている場合である。
「今日」「明日」「昨日」「来週」「去年」などのように、話している時を基準にして、いつであるかが定まる場合には、格助詞をつけないでいう。また、「深夜」「明け方」「…頃」などは、「に」をつけてもつけなくてもいうことができる。
「で」を用いた場合、継続していた動作や状態がそこで完了するという意識が強い。

に/で の類語対比表

窓口は四時…閉まる試験は明日…終了する会議は二時間…終わった