かたしとは？意味・読み方・使い方

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かたし【片し／片^▽足】
の解説

《「かたあし（片足）」の音変化》

１二つあるもののうちの一つ。片方。
1. 「薩摩下駄の—も投散されたる中に」〈紅葉・金色夜叉〉

２一方の足。片足 (かたあし) 。
1. 「お里は踏脱 (くつぬぎ) へ—おろして」〈人・閑情末摘花・初〉

３細長いものの1本。一挺 (いっちょう) 。
1. 「剃刀 (かみそり) —見えける」〈浮・諸国ばなし・二〉

かた‐し【型師】
の解説

鋳型をつくる人。鋳型師。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

かたしの前後の言葉

かたしの例文(30)

出典：青空文庫

･･･入口に直した足駄へ、片足下している所だった。「旦那。工場から電話･･･芥川竜之介「お律と子等と」
･･･かも私が俥の上へ靴の片足を踏みかけたのと、向うの俥が桐油を下して･･･芥川竜之介「開化の良人」
･･･のを勝にして見たり、片足で立ちっこをして見たりして、三人は面白が･･･有島武郎「溺れかけた兄妹」

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