《「危」は、高い、きびしいの意》高尚な言葉を用いること。また、その言葉。

奇抜な言葉。とっぴな言い方。奇語。

「大人の人見知りより生ずる禍なりと言うも—にあらざる可し」〈福沢福翁百話

  1. 歴史上の年数を数えるときの基準。また基準となる最初の年。現在、世界的に行われているのはキリスト降誕の年を元年とする西暦西紀)であるが、イスラム教徒は、ムハンマド(マホメット)がメッカからメジナに移った西暦622年をイスラム紀元元年とする。日本では明治5年(1872)に、神武天皇即位の年とされる西暦紀元前660年を元年と定めて皇紀と称した。

  1. 年号を建てること。建元。改元。また、年号

物事の起こり。始まり。みなもと。「人類の—」

  1. 前もって決められた一定の時期期間。「定期券の—が切れる」「提出—」

  1. 法律行為効力発生消滅または債務履行を、将来到達することの確実事実発生にかかわらせる付款 (ふかん) 。確定期限と不確定期限とがある。→付款

[名]
  1. 表情態度にあらわれる気分のよしあし。快・不快などの感情気分。「—がよい」「—を損ねる」

  1. 人の意向や思わく。また、安否やようす。「—をうかがう」

  1. そしりきらうこと。嫌悪すること。

    1. 時人の—をかへりみず、誓願の一志不退なれば」〈正法眼蔵行持

  1. 時機。しおどき。

    1. 「病をうけ、子産み、死ぬることのみ—を計らず」〈徒然・一五五〉

[形動][文][ナリ](多く「御機嫌」の形で)気分がよいさま。愉快なさま。「だいぶお酒が入ってご—なようす」→御機嫌 (ごきげん) 
[補説]もと「譏嫌」と書き、そしりきらうの意。仏教で、他人の「譏嫌」を受けないようにする戒律「息世譏嫌戒」から出た語。のちに「機」が、気持ちに通じる意を生じてから用いられるようになった。
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