《「生飯」の唐音「さんぱん」からという。「散飯」「三把」「三飯」とも書く》食事のときに自分の食物から取り分けた飯粒。屋根などに置き、鬼神・餓鬼に供え、鳥獣に施すもの。さんば。さんばん。

板屋の上にて烏の斎 (とき) の—食ふ」〈・二五六〉

しゃば(娑婆)」に同じ。

「—のほかの岸(=彼岸)に至りてとくあひ見む」〈・若菜下〉

  1. スズキ目サバ科の海水魚、マサバゴマサバ総称。体は紡錘形でやや側扁し、背びれ・尻びれの後方に小さなひれがいくつか並ぶ。世界に広く分布し、代表的な食用魚。 夏》「—釣や夜雨のあとの流れ汐/蛇笏

  1. さばよみ」の略。

マレーシア、ボルネオ島北東部の州。州都コタキナバル。ゴム・木材などを産出。もと、英国領北ボルネオ。

[接]《「さは」とも》それならば。それでは。さらば。
  • 侍従の君呼び出でて、—、参り給へ、と言へば」〈・蜻蛉〉

出典:青空文庫

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