バラストすい【バラスト水】
積み荷の重量と合わせて船体を安定させるために、船底のタンクなどに注入する海水。→バラスト1 [補説]荷物が多くなると排出され、荷物が少なくなると停泊中の港の海水が注入される。環境の異なる海水域からの生物が持ち込まれることもあり、生態系の破壊や病原菌の侵入などが問題となっている。
バラストタンク【ballast tank】
船舶の喫水、傾斜などを調節するための船内の水槽、または油槽。→バラスト水
バラストきどう【バラスト軌道】
鉄道の軌道の構造の一つ。路盤の上に道床バラストと呼ばれる砕石を敷き、その上に枕木を並べ、レールを敷設したしたもの。→スラブ軌道
バラストすいかんりじょうやく【バラスト水管理条約】
船体を安定させるために注入されるバラスト水を介し、生物や病原菌が異なる海域で排出され、生態系などに悪影響を及ぼすことを防ぐことを目的とする国際条約。2004年に国際海事機関(IMO)で採択。2017年9月発効。バラスト水の交換を入港前に沖合で行うことや、2009年以降に建造される船舶にはバラスト水の処理装置の設置が義務付けられている。バラスト水条約。バラスト水規制条約。正式名称は、2004年の船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約。
バラストすいきせいじょうやく【バラスト水規制条約】
⇒バラスト水管理条約
バラストすいじょうやく【バラスト水条約】
⇒バラスト水管理条約