いじょうぶんべん【異常分娩】
母体や胎児の状態に何らかの問題があり正常分娩とならないこと。母子の生命と安全を確保するため、分娩経過において薬剤・器具などによる医学的介入を要するもの。流産・早産・微弱陣痛・過強陣痛・児頭骨盤不均衡・多胎分娩・前期破水・胎位や胎勢の異常・癒着胎盤・分娩時異常出血などがある。
いじょうじきモーメント【異常磁気モーメント】
量子力学で導かれる粒子の磁気モーメントの値と測定値に見られるずれ。電子の場合、ボーア磁子を単位として、1の値をもつはずだが、実際には0.116パーセント大きい。また、陽子と中性子の場合は核磁子を単位として、それぞれ2.70倍、−1.91倍の値をもつ。これらのずれは、電子の場合、量子電磁力学的な効果で説明され、陽子と中性子はクオークなどの内部構造に起因すると考えられている。
いじょうさんしきかく【異常三色覚】
先天色覚異常の一。色の識別に関与する3種類の網膜錐体細胞のうち、一つが正常に機能していない場合に起こる。通常の色覚と変わらない軽度のものから二色覚に近いものまである。いわゆる色弱のこと。→赤緑色覚異常
いじょうぶんさん【異常分散】
ある特定の波長の前後で屈折率が急激に変化するような分散。媒質中を進む波が、共鳴による吸収を受ける波長域で生じる。⇔正常分散。
いじょうこうずいじぼうさいそうさ【異常洪水時防災操作】
大雨でダムに流入する水量が急激に増え、サーチャージ水位に近づいたときに、ダムからの放流量を流入量近くまで徐々に増やすこと。決壊などを防ぐために行う。緊急放流。
いじょうち【異常値】
⇒外れ値
いじょうけいテスト【異常系テスト】
コンピューターシステムやソフトウエアの動作検証をする際、想定外の誤った使い方や状況に対し、どのように振る舞うかを確認すること。→正常系テスト →準正常系テスト
いじょうたんぱくしつおうとう【異常蛋白質応答】
⇒小胞体ストレス応答