出典:gooニュース
参院憲法審、初の討議 緊急集会めぐり論戦 改憲前提の衆院とは距離
大規模災害などの緊急事態時に、憲法が定める参院の緊急集会で対応が十分かという点を軸に議論を交わした。ただ、衆院憲法審のように、緊急時対応のための憲法改正を前提にした議論とは、距離をとる形となった。 これまでの衆参両院の憲法審では、緊急事態を想定して、憲法を改正して衆院議員の任期を延長するべきか、現行の憲法54条に定められた参院の緊急集会で対応するかが主な論点となってきた。
自民、緊急集会の検証提案=参院憲法審、立民は「裏金」追及
自民党は憲法が定める参院の「緊急集会」について、大規模自然災害が発生した際に政府の求めに応じて速やかに開けるか検証すべきだと主張。立憲民主党は、自民派閥裏金事件を踏まえて政治の信頼回復を優先すべきだと訴えた。 憲法54条は、衆院が解散されている間に「国に緊急の必要があるとき」、内閣は緊急集会の開催を要請できると規定している。
弁護士や永住者らが緊急集会で訴えたこと
国会での審議が始まる中、外国人支援に取り組む弁護士や日本で暮らす永住者たちが4月25日、衆議院議員会館(東京・千代田区)で緊急集会を開いた。「永住者として日本に根付いて暮らしてきた人々を『使い捨て』する排外主義国家で、誰が幸せになれるのか」と訴え、制度に反対の声を上げた。 何が問題になっている?
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