貰い（もらい）とは？意味・読み方・使い方

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もらい〔もらひ〕【^×貰い】
の解説

１もらうこと。また、その金や品物。特に客からもらう祝儀。「あわてる乞食 (こじき) は—が少ない」
1. 「一座敷で一本が自分の—になるので」〈康成・雪国〉

２けんかや口論などの決着がつきにくいとき、間に入ってその処置をまかせてもらうこと。
1. 「何を言ふやら、もうもう両方とも、おれが—ぢゃ」〈浄・歌祭文〉

３遊里で、よその客席に出ている遊女、芸者などを中途で自分の座敷に呼ぶこと。
1. 「田舎の侍衆にて物がたく、どうも—もならぬお方でござるほどに」〈浮・禁短気・五〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

貰いの例文(30)

出典：青空文庫

･･･「私が見て貰いたいのは、――」　亜米利加人は煙草を啣えたなり、狡･･･芥川竜之介「アグニの神」
･･･太夫は破れ扇に鳥目を貰いながら、根気よく盛り場を窺いまわって、さ･･･芥川竜之介「或敵打の話」
･･･しく一日を過ごさして貰いたい。そうお前たちの母上は書いている。「･･･有島武郎「小さき者へ」

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