銃丸(じゅうがん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・僕は少年心に少し薄気味悪く思ったが、松の下に近づいて見ると角のない奴のさまで大きくない鹿で、股に銃丸を受けていた。僕は気の毒に思った、その柔和な顔つきのまだ生き生きしたところを見て、無残にも四足を縛られたまま松の枝から倒さに下がっているとこ・・・
国木田独歩
「鹿狩り」
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・・・十五年二月廿二日御当家御攻口にて、御幟を一番に入れ候時、銃丸左の股に中り、ようよう引き取り候。その時某四十五歳に候。手創平癒候て後、某は十六年に江戸詰仰つけられ候。 寛永十八年妙解院殿存じ寄らざる御病気にて、御父上に先立、御卒去遊ばされ・・・
森鴎外
「興津弥五右衛門の遺書」
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