静まる／鎮まる（しずまる）とは？意味・読み方・使い方

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しずま・る〔しづまる〕【静まる／鎮まる】
の解説

［動ラ五（四）］

１物音がやんで静かになる。「会場が—・る」

２勢力が衰える。威力がなくなる。「火事が—・る」「嵐が—・る」

３騒動や混乱がなくなる。平穏になる。「動乱が—・る」

４気持ちの乱れやからだの痛みなどがなくなる。「怒りが—・る」「動悸 (どうき) が—・る」「歯痛が—・る」

５神霊が鎮座する。「太古より—・ります御霊 (みたま) 」

６態度などが落ち着く。
1. 「人の気色見つべく—・れるを」〈源・空蝉〉

７寝入る。
1. 「人—・るほど夜いたくふけて」〈新古今・恋三・詞書〉

[補説]3・4・5は多く「鎮まる」と書く。

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

静まるの例文(14)

出典：青空文庫

･･･修理の逆上は、少しも鎮まるけはいがない。寧ろ、諫めれば諫めるほど、･･･芥川竜之介「忠義」
･･･あ鳴いて一しきりして静まるとその姿の見えなくなるのは、大方その翼で･･･泉鏡花「化鳥」
･･･の男さえ殺せば騒ぎは鎮まると、おいごと刺せ、自分の背中から二人を突･･･織田作之助「螢」

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