たい‐ふ【大夫】
1 中国、周代の職名。卿(けい)の下、士の上。 2 律令制で、一位以下五位までの者の称。また特に、五位の通称。 3 伊勢神宮の神職。五位の位をもつ権禰宜(ごんねぎ)。 4 江戸時代、大名の家老を...
たいふ‐の‐ほうがん【大夫の判官】
検非違使庁(けびいしちょう)の尉(じょう)(六位相当)で五位に任ぜられた者。大夫の尉。五位の尉。
たゆう【大夫/太夫】
1 ⇒たいふ(大夫)1 2 神主・禰宜(ねぎ)などの神職の称。たいふ。 3 御師(おし)の称。 4 芸能をもって神事に奉仕する者の称号。 5 猿楽座の座長。江戸時代以降は、観世・金春(こんぱる)...
たゆう‐かい【大夫買ひ】
大夫職の遊女を買うこと。また単に、遊女を買うこと。また、その人。傾城(けいせい)買い。「道通りが左近殿を—と言うたげな」〈浄・阿波鳴渡〉
たゆう‐かのこ【大夫鹿の子】
型を使って染め出した鹿の子模様。江戸時代、貞享(1684〜1688)のころ、京都の藤屋善右衛門が染め始めたという。だいうかのこ。