きょう【夾】
[音]キョウ(ケフ)(呉) [訓]はさむ 1 両わきから中のものをはさむ。「夾角・夾撃」 2 物の間に入りまじる。「夾雑」
きょう‐かく【夾角】
互いに交わる2本の直線、または曲線に挟まれた角。
きょう‐けち【夾纈】
奈良時代に行われた染色法。文様を彫った2枚の板の間に折り畳んだ布帛(ふはく)を固く挟み、文様の部分に孔(あな)をあけて染料を注いで染める。板締め。
きょう‐げき【挟撃/夾撃】
[名](スル)両方からはさみ撃ちにすること。「前後から敵を—する」
きょう‐さん【夾算/夾笇】
昔、書物・巻物などに挟んで、読みさしの所や検出箇所のしるしとしたもの。竹または木を長さ9センチ、幅1.5センチほどに薄く削り、挟むための裂け目を入れる。