かい‐めん【海綿】
1 海綿動物の総称。 2 モクヨクカイメンの繊維状の骨格。網状で黄色く、弾力性に富み、水分をよく吸収する。化粧用・事務用などに用いる。スポンジ。
かいめん‐しつ【海綿質】
モクヨクカイメンなどの骨格をつくっている絹糸様の繊維。不規則な網状配列をし、水分を吸収しやすい性質をもつ。
かいめんじょう‐そしき【海綿状組織】
1 葉肉をかたちづくる同化組織の一。裏面の表皮の内側にあって、丸みの多い不規則な形の細胞からなり、細胞間隙が多い。海綿組織。 2 多孔質の組織。
かいめん‐たい【海綿体】
陰茎および陰核の主体をなす組織。固い結合組織の膜で取り巻かれ、静脈性の血管腔が網目状に連絡しており、内部に血液が満ちると勃起(ぼっき)する。
かいめん‐どうぶつ【海綿動物】
動物界の一門。多細胞動物の中では最も下等な体制で、多くは海産。不規則な塊状・壺状・樹枝状をし、岩・海藻などに固着して生活する。体表にある多数の小孔から水をとり、胃腔の襟細胞(えりさいぼう)で餌を...