しま・く【繞く】
[動カ四]とりまく。とりかこむ。「鯉は戦ひ勝ちぬれば、江に返り上りて、竹生島を—・きて居ぬ」〈今昔・三一・三六〉
にょう【繞】
漢字の構成部位の一。左から右下にかけて囲む部分。「⻌(しんにょう)」「廴(えんにょう)」など。
にょう【繞】
[音]ニョウ(ネウ)(呉) ジョウ(ゼウ)(漢) [訓]まとう めぐる 〈ニョウ〉めぐる。かこむ。「囲繞」 〈ジョウ〉 1 まとう。まつわる。「纏繞(てんじょう)」 2 めぐる。「囲繞」
にょう‐どう【繞堂/遶堂】
法会(ほうえ)のとき、衆僧が仏像などの周囲を読経しながら、右回りに巡ること。繞仏。行道。
にょう‐ぶつ【繞仏/遶仏】
「繞堂(にょうどう)」に同じ。