こ‐け【苔/蘚/蘿】
《「木(こ)毛(け)」の意という》蘚(せん)類・苔(たい)類などのコケ植物や、地衣類・シダ類、種子植物のごく小形のものなどの総称。湿地や岩石・樹木などに生え、葉状または丈の低い草状をしている。
こけ‐いろ【苔色】
1 染め色の名。濃い萌葱(もえぎ)色。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに濃い萌葱色のもの。
こけ‐ごろも【苔衣】
「苔(こけ)の衣(ころも)」に同じ。
こけ‐しのぶ【苔忍】
コケシノブ科の常緑、多年生のシダ。深山の湿った岩石や樹幹に着生。茎は糸状。葉は羽状に細かく裂ける。コケシノブ科には、コウヤコケシノブ・ホソバコケシノブなども含まれる。
こけ‐しみず【苔清水】
苔の間を伝わり流れる清らかな水。《季 夏》