かん【酣】
[音]カン(漢) [訓]たけなわ 1 酒を飲んで楽しむ。「酣酔」 2 物事のまっさかり。「酣戦」
かん‐すい【酣酔】
[名](スル)十分に酒に酔うこと。「彼はあたかも—した人のようであった」〈藤村・春〉
かんすいらく【酣酔楽】
雅楽。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(こまいちこつ)調の中曲。元来は舞曲であったが、近世になって舞も楽も廃絶。
かん‐せん【酣戦】
戦いの真っ盛り。敵味方が入り乱れて戦うこと。「勇将—の状、人をしてこれを回憶するごとに、血気奮興し」〈中村訳・西国立志編〉
たけなわ【酣/闌】
[名・形動]行事・季節などが最も盛んになった時。盛りが極まって、それ以後は衰えに向かう時。また、そのようなさま。真っ盛り。真っ最中。「酒宴は今が—だ」「春—な(の)山野に遊ぶ」「齢(よわい)—」