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「同人小説って何?初心者はどうやって作ったらいいの?」このようなお悩みをお持ちの方は少なくないかと思います。
同人小説を作る人は限定されていないため、職業、年齢、性別を問いません。趣味レベルからプロまで、幅広い範囲の方が作れます。
一方で、同人小説は誰でも作れるといっても、魅力的な物語を書くのは非常に難しいです。とくに初心者は何から始めればいいかわからないかと思います。
そこでこの記事では、同人小説の基礎知識やおすすめの作り方について詳しくお伝えしていきます。また、同人小説を作るとき役立つアプリについてもご紹介するので、最後までご覧ください。
同人小説とは?
同人小説とは、出版社を通さない自費出版の小説のことを指します。
既存の漫画やアニメの二次創作のイメージが同人小説には強いかもしれませんが、もともと「同人」は、同じ趣味や志を持つ人の集まりという意味です。同士とほぼ一緒の意味でもあります。
そのため、既存の漫画やアニメの二次創作ではないオリジナルの小説でも、自費出版であれば同人小説とされています。
同人小説の定義が曖昧になっている
時代の流れとともに、同人と同人以外の区別は曖昧になってきています。
最近では、出版社を通し商業誌に掲載され流通するものも、同人小説として存在しています。
必ずしも存在しているすべての同人小説が、自費出版という訳ではなくなってきています。
同人小説の作り方
初めて同人小説を作る方は、何から始めたらいいかわからないかと思います。
以下では、初めての同人小説の作り方について詳しくお伝えしていきます。
作り始める前にプロットを作ろう
同人小説を作り始める前にプロットを作りましょう。
プロットとは、世界観や登場人物、ストーリーの大枠が簡潔にまとめられた物語の設計図のようなものです。
あらかじめ決めておくことで、文章を書いているうちにストーリーから脱線するのを防げたり、全体のバランスを掴みやすくなったりと、多くのメリットがあります。
時間をかけてこだわりすぎると中々執筆が進まないなどのデメリットがありますが、プロットなしで小説が書ける人はほとんどいません。
短編から始めよう
初心者は短編から作り始めましょう。初めて同人小説を作る方にとってまず大切なのは、物語を最後まで書ききることです。
物語を最後まで書ききり、完成した作品を何度も見直し客観的視点で評価するのを繰り返すことで、魅力的な同人小説を作れるようになっていきます。
ですので、短編であれば多くの同人小説を書くことも可能です。
そして、経験値が積み上がり、長い物語にチャレンジできるようになります。
起承転結を意識しよう
同人小説を書くときは「起承転結」を意識することで、読みやすい物語を作れるというメリットがあります。
「起」は物語の前提や背景、「承」は本題につながる出来事、「転」は物語の山場や流れを変えるメインとなる部分、「結」物語の締めくくりです。
誰もが知っている数多くの物語にも「起承転結」が使われています。例をあげると、シンデレラや桃太郎などがあります。
また、ストーリーを考えるときに全体のバランスを把握しやすいのも、「起承転結」を意識することで得られるメリットです。
四コマ漫画のように綺麗な四等分というイメージのある方もいるかもしれませんが、「起」と「結」はボリュームが小さく、「承」と「転」はボリュームが大きいのが理想とされています。
推敲・校正しよう
同人小説を書く上で「推敲」と「校正」は欠かせません。
どちらも似ていますが、「推敲」は文章の言い回しや表現をより良く見直すという意味で、「校正」は表記の違いや誤字脱字を見直すという意味なので、少し違います。
誤字脱字があり間違った表現をしている同人小説は、世に出ても評価されにくいです。
執筆を早く進めたい気持ちを押さえる必要がありますが、こまめに「推敲」と「校正」を繰り返すことでさらに魅力的な文章になります。
また、日を空けてから見直すと、自分の書いた文章を客観的に見られて新しい発見をすることもできます。
「推敲」と「校正」をするタイミングは、その日の執筆を始める前や終わり、話の区切りごとなどがおすすめです。
同人小説はスマホでも作れる?
同人小説を作るにはPCが必要と考える方も少なくありません。
しかし、現在はスマホだけで同人小説を作っている方も多くいます。
以下では、スマホは同人小説を作るのに向いているのか、お伝えしていきます。
読者に優しい同人小説が作れる
スマホで同人小説を作ると、読者目線でストーリーが書けるというメリットがあります。
PCで書いた文章をスマホで見てみると、一文が異様に長く感じたり、字数が多くて読んでいると疲れたりする場合があります。
その点、スマホでストーリーを書いていると、バランスの取れた読者に優しい同人小説を作れます。
現代ではスマホの普及率が高いこともあり、Web上から電子書籍として同人小説を読む文化も浸透しています。
だからこそ、スマホを活用することが同人小説を書く上でのメリットになります。
場所を選ばずに同人小説が作れる
スマホだと、場所を選ばず同人小説が作れるというメリットもあります。
スマホ以外の執筆方法としてPCがありますが、起動に時間がかかったり、持ち運びが不便だったりするので、突然アイディアを思いついたときに執筆活動ができません。
その点、スマホだとベッドで寝転んでいても外出中でも、場所を選ばずに同人小説を作れます。
スマホでの同人小説作成はメリットばかりではない
スマホでの同人作成はメリットばかりではありません。
画面が小さいことでストーリーの全体像が把握しづらいというデメリットもあります。
同じ表現を繰り返し使ってしまったり、スマホ画面での文章のバランスを意識するあまり、一文を短くしすぎてリズムが悪くなるといった小説家たちの声も実際にあります。
PCで作った同人小説だと一度に把握できる文章が多いので、スマホだけではなくPCと役割を分担して同人小説を作るのも一つの手です。
スマホで効率良く同人小説を書くなら「idraft(アイドラフト)」がおすすめ
効率良く同人小説を書くなら、無料で小説執筆をサポートしてくれるスマホアプリ「idraft」がおすすめです。
「idraft」はgoo辞書の運営元からリリースされており、現在では45万ダウンロード(2023年1月31日時点)を突破しています。
文章を書きながら辞書機能を使えたり校正機能が使えたりと、作業効率を上げてくれます。
また、月額180円(税込)〜のプレミアムプランでは、PCでの利用も可能になり、小説執筆に役立つ辞書の追加、書式の校正、同期端末数の無制限化などが利用可能です。
初めて同人小説を作りたいという方は、徹底的に執筆をサポートしてくれる「idraft」を一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では、同人小説の基礎知識やおすすめの作り方について詳しくお伝えしてきました。
同人小説は誰でも作れる小説として、幅広い年齢、職業、性別の作者がいます。
世の中に存在している同人小説は、趣味レベルからプロのクオリティのものまでさまざまです。
初心者で作り方がわからないという方は、ぜひこの記事を参考にあなたの物語を作ってみてください。
ストーリーが進んでいくと「今書いた文章の表現は合っているのか?」、「今書いた文章に誤字脱字していないか?」と不安になるかと思います。
そのようなときは、スマホやPCで執筆しながら「推敲」「校正」ができる便利なアプリなどを使って、効率良く作ることをおすすめします。