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同人小説の作り方6ステップ!おすすめのツールもご紹介

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2023-01-06 コラム

同人小説を作りたいと考えている方。
「まず何から始めたらいいのかわからない」「おすすめのツールやソフトを知りたい」と考えていませんか?

今回はそんなあなたに同人小説の作り方は6つのステップでご紹介します。

本文校正や表紙作成に必要なツールやソフト、印刷所の選び方などもご紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

同人小説とは?書店の書籍との違い

そもそも同人小説とはどのようなものなのかを見ていきましょう。

同人小説とは「小説同人誌」とも言います。

よく読まれる書店の書籍は、作者が出費せずに出版社によって出版されることから、コストや自分の時間を費やす必要がありません。

しかしその分、出版社の意向に沿いながら内容を作成しなければならず、作者自身や読者のニーズに合わないリスクもあります。

それに対し同人小説は、自分が好きな内容を好きに書けるというメリットがあります。

しかし本文の校正、印刷、表紙の作成などを自分でやったり手配したりしないといけないため、コストも工数もかかります。

どれだけのステップが必要なのか、どのような準備をしたらいいのかも含めて作り方を見てみましょう。

1. 同人小説を作る前に必要な準備

まずは同人小説の作り方を説明する前に、そもそも無いと困るものややっておくべきことがあります。

「さあ作るぞ!」というところで躓かないように、必要な準備をしっかり整理しておきましょう。

作成するためのデバイスとツール

まずは同人小説を書くためのデバイスを用意します。

・iPhoneやAndroidなどのスマホ
・PC
・タブレット

次は、小説を書くためのツールです。

お手持ちのデバイスに最初からインストールされている、「メモ帳」などのアプリを使う方法が最も簡単です。
しかし「メモ帳」アプリでは、小説のように長い文章は扱いにくいという難点があります。

小説のように読みやすい文章を意識して執筆する場合は、アシスト機能がついているテキストエディタを利用しましょう。

「idraft(アイドラフト)」

「idraft」には、執筆をアシストしてくれる機能が豊富に備わっています。

下記でご紹介する3つの基本機能は、無料でご利用いただけます。(PC版は有料)

①言い換え機能

文章を書いていると、「もっと良い表現できないかな」と思うことありますよね。

そんな時idraftの言い換え機能を使うと、最適な表現が見つけられます。

さらに小説・シナリオ・歌詞など表現力を出したい時は、有料プラン月額180円(税込)〜がおすすめです。

有料プランになると、言い換えでサジェストされる言葉の幅が広がり、より豊かな表現を使えるようになります。

②校正機能

間違いやすい表現をチェックして知らせてくれるので、言葉の誤用が防げます。

idraftは「goo辞書」が提供するツールで、さまざまな辞書をもとに誤用されやすい言葉をリスト化しています。

そのため、信頼度が高いというのも魅力の一つです。

③辞書機能

idraftは、文章を入力しながら簡単に辞書が引けます。

たとえば、メモ帳アプリを使って文章を入力している時に「辞書で調べよう」と思ったら、一度画面を閉じてブラウザーを開き、調べたい言葉を入力し、必要な情報を検索する作業が必要になります。

それだけで執筆作業の妨げになってしまうでしょう。

idraftを利用すれば、執筆しながらgoo辞書で言葉の意味を調べることができるので、執筆に集中できます。

「縦式」

もし同人小説をiPhoneで執筆して、PDFデータにしたい場合は「縦式」というアプリがあります。

その名の通り「縦書き」でそのままPDFデータを作成可能なツールです。(iPhoneのみ対応)

前項でご紹介した「idraft」で小説を執筆し、「縦式」でPDF化すると、印刷までの作業をスムーズに進めることができます。

タイトル・本文・奥付

同人小説を作る上で欠かせないのは

・タイトル
・本文
・奥付

タイトルは、使う言葉によっては規約に反するので、しっかりチェックしておきましょう。

本文は、5,000字以上あれば文庫サイズで1,000字×4ページ分ほどになります。

そのため最低でも5,000字以上は本文を用意しておきましょう。

また奥付とは、

・書いた人の名前(本名じゃなくてもOK)
・刷った場所
・連絡先(主にメールアドレス)

を記載します。
自分が使う名前や連絡先を用意しておきましょう。

作成や発行に必要な費用

同人小説を作る上で必要な費用は主に印刷費です。
作者それぞれの作り方や希望するペースによるので、主に納期とページ数、冊数で変わります。

サイズがA5の場合、

  • 50ページ×30冊・・・10,000円~15,000円
  • 100ページ×30冊・・・15,000円~23,000円
  • 150ページ×30冊・・・18,000円~30,000円
  • 200ページ×30冊・・・22,000円~35,000円

上記が目安になります。同じボリュームでも、納期が短いほど高くなります。

印刷所によって価格は変動するので、自分の同人小説のボリュームと納期でどれだけ費用が掛かるのか調べておきましょう。

2. 同人小説の構成を固めて執筆

続いては同人小説としての構成を固めておきましょう。

同人小説の原稿として必須となる3つが「表紙」「本文」「奥付」です。

一見、「奥付」の必要性を感じないかもしれません。
しかし、発行責任を問う際や、逆にあなたのその作品に根拠や信用性を持たせてくれるものでもあります。

3つの必須項目以外であれば「中扉」「目次」「あとがき」などもいれられます。本格的に発行したい場合は、色んな小説をみながら理想の構成を固めて執筆していきましょう。

3. 製本のサイズや仕様を決める

続いては製本のサイズと仕様を決めていきましょう。

まず同人小説の本文が出来上がったところで、サイズや仕様を決めていくのが作り方の基本です。
本のサイズや用紙の種類、カバーや帯の有無が決まっていかないと、レイアウトも進みませんし、ページ数が固まらず見積もりも取れません。
執筆が終わったら、このステップを忘れずに進めましょう。

同人小説の製本サイズは何がいい?

同人小説の製本サイズは基本的にA5サイズが多いです。

A5が多い理由としては、コストダウンになることが挙げられます。
なぜかというと、2段組みになることが多く1ページの文字数が多くなるからです。
これによって、ページ数が少なくなり、印刷費を抑えることができます。

ページ数は増えてしまいますが、文庫としてのビジュアルを気にする場合はA6にしましょう。
他の小説と並んでも違和感が出ませんし、読者としてはコンパクトで持ち運びやすいサイズです。

同人小説で決めるべき仕様は?

同人小説の作り方として、決めるべき製本の主な仕様やオプションは

  • 本体、本文の用紙
  • カバーや帯の有無

本体や本文の用紙は、色や厚さに違いがあります。

色では「白」か「クリーム」系が多いのですが、読者の目が疲れないように「クリーム」系をおすすめします。
よく印刷所で取り扱われるのは「淡クリームキンマリ」「美弾紙ノベルズ」です。

ページ数が少ないのに薄い用紙を選んでしまうと、型崩れしたり、折れ曲がったりしてしまいます。
とはいえ厚めを選んでも、持ち歩くには重くなってしまうのでページ数に合わせて厚さを選ぶことがおすすめです。
基本的には「0.08~0.10mm」になります。

4. 本文のデータを作成

続いては同人小説の本文データを作成していきます。

作り方として必要なステップは「校正」「PDFファイルの作成」です。
それぞれの作業におすすめのツールやソフトもあるので、ぜひ合わせて参考にしてくださいね。

校正

校正は自分でやるのはかなり難易度が高いものです。

余白や文字サイズ、フォント、行数、余白などのレイアウトは、決めるのにも調整するのにも時間がかかってしまいます。

もし自分なりのこだわりがあったり、校正に慣れていたりする場合は自分でやるのもいいかもしれません。

しかし、初めての方や慣れていない方はツールやソフトを使ったり、デザイナーサービスにお願いするのがおすすめです。

効率的かつ的確に校正していきましょう!

PDFファイルの作成

続いてはPDFファイルの作成について見ていきましょう。

主な方法は以下の2つです。

  • Wordや一太郎のようなワープロソフトでPDF出力
  • 「仮想PDFプリンター」を使う

「仮想PDFプリンター」は他のソフトではできない、正確なフォント埋め込みができます。Wordや一太郎でうまくいかない場合、WindowsでPDF作成ができない場合は使ってみてください。

5. 表紙を作る

続いては同人小説の表紙の作り方です。

いろいろ方法がありますが、初心者におすすめの主な方法は以下3つです。

  • ツールやソフトを使って自分で作成(例:Canva、表紙メーカー)
  • デザイナーさんに依頼
  • 印刷所で表紙と発注を一緒にオーダー(例:プリントオン、PICO、テイズプリント)

それぞれ好みがあるので、調べてみて自分の資金にも合う方法を選んでみてください。

手間を考えると、印刷所でオーダーするのが発注まで一括で済むので便利です。

6. 印刷所へ入稿して完了

同人小説の作り方として最後のステップとなるのが「印刷所への入稿」です。

選ぶポイントとしては、価格、少部数の印刷、仕上がり、表紙作成の有無などがあるので、自分の優先度に合わせて選んでみてくださいね。

  • 「プリントオン」・・・早期入稿割引で安価に特殊加工やオプションもつけられる
  • 「STARBOOKS」・・・丁寧な対応と印刷の仕上がりが綺麗なことで定評がある
  • 「しまや出版」・・・初心者でも利用しやすく、無料でも原稿の作り方ガイドがある
  • 「プリントキング」・・・予約なく入稿できるので、納期に関して融通が利きやすい

印刷所選びに迷ったらぜひ参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?今回は同人小説の作り方6ステップをご紹介しました。

自力ではなかなか最初は難しいものですが、ツールやソフトを有効に活用したり、印刷所やデザイナーさんの力を借りたりすることで初心者でも制作が可能です。

今ではiPhoneやAndroidなどのスマホでも手軽に書けるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

執筆ライター : yuu

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