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ライターや小説家に限らず、文章を書く側である著者としては、誰しもが多くの読者に喜ばれる良い文章を書きたいと考えているでしょう。
しかし、現実は良い文章を書くのは難しいものです。
そこでこの記事では、良い文章の書き方について具体的に13個のポイントにまとめてみました。
また、良い文章とはどのような文章なのか、おすすめの文章作成ツールについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
良い文章とは、伝わる文章
そもそも「良い文章」とは、どのような文章のことを指すのでしょうか。
文章の良し悪しは、時と場合、そして読者によっても変わるものなので、「これが良い文章のすべての条件です」と断言できるわけではありません。
しかし、どのような状況、読者であれ、共通するものが一つあります。
それは、「著者の届けたいものが、正しく読者に伝わっているか」です。
どれほど構成が緻密で、表現が多彩であったとしても、著者の意図が読者に伝わっていないのだとしたら、残念ながら良い文章とは言えません。
良い文章の書き方とは?基本的の3つの考え方
以下では、良い文章を書くための基本的の3つの考え方についてお伝えしていきます。
いきなり100%を目指さない
先ほど、良い文章の一例として、著者の意図が読者に正しく伝わる文章とご紹介しましたが、このことに囚われすぎないようにも注意してください。
「誰にでも伝わる文章を」と理想を高くしすぎると、文章が書けなくなります。
大切なのは、まずは未熟な文章でもいいので、最後まで書くことです。
未熟な文章でも、何度も推敲することで次第に磨かれていき、良い文章ができます。
書くための準備は十二分にする
小説家の中には、ある日突然アイデアが降ってきて大ヒット作を書き上げてしまう方もいるようですが、そのようなケースは稀です。
大半の方はテーマを決め、情報を集め、構成を組み立ててと、一つの作品を書き上げるのにしっかりと準備する必要があります。
むしろ、準備には十二分に時間をかけた方が、結果として時間短縮にもなります。
日常的に良い文章を読むようにする
人は自分の経験したことの範囲内でしか、成長できません。
文章を書くことに関しても同様で、良い文章を書きたいのであれば、良い文章を書ける方と会ったり、その方の文章を読んだりすることが重要です。
しかし、人と会うのは簡単ではないので、文章を読む方がより現実的でしょう。
ただ何となく読むのではなく、自身の糧にしようと意識して読むことが大切です。
良い文章の書き方とは?具体的な10のコツ
次に、良い文章の書き方として、より具体的なコツを10個ご紹介します。
読み手の視点に立って書けているか
伝えたいことがあるとき、人はどうしても自分本位になりがちです。しかし、著者の気持ちばかり押し付ける文章は、読者の心にはまず響きません。
文章を書くときは読者側の視点に立って、読みやすいかどうか、伝わるかどうかを考えましょう。
言葉の意味を理解して使っているか
話し言葉には、辞書の意味と異なる使われ方をしている言葉が多くあります。その感覚のまま文章を書くと、読者に誤解を与えることがあるので、注意してください。
文章を書く側としての責任をもち、常にその言葉の使い方は適切かを意識しましょう。
抽象的な表現を多用していないか
「あれ」「これ」「それ」のような指名代名詞を多用するのも注意してください。気心の知れた友達なら理解してくれるかもしれませんが、読者には伝わりません。
指名代名詞を具体的な単語に置き換えるだけでも、案外伝わる文章ができます。
誤字脱字や表記ゆれがないか
文章中に誤字脱字や表記ゆれがあると、文章が読みづらくなったり、著者の意図しない意味になったりすることがあります。
「誤字脱字や表記ゆれは一つも見逃さない」くらいの意識でチェックしましょう。
一方で、文字数が増えるほどに自分の目だけで誤字脱字や表記ゆれをすべて見つけるのは難しいため、文章校正ツールの活用をおすすめします。
コンテクスト(文脈)があるか
コンテクスト(文脈)があるからこそ、読者は文章の意図を理解できます。しかし、著者は書く内容を把握しているがために、このコンテクストを飛ばしてしまいがちです。
著者の当たり前は読者にとっては当たり前ではない、という意識で書きましょう。
主語・述語の関係は正しいか
日本語は、主語と述語が揃っていてはじめて文章の意味が通じる言語です。
しかし、文章の書き方に慣れていない方ほど、この主語と述語を無視して書くことがあります。
文法の基本はどれも良い文章を書くのに欠かせない要素なので、大切にしましょう。
助詞を適切に使えているか
「が」「は」「と」のような助詞は、一文に使いすぎたり、使い方を誤ったりすると、読者に文章の意味が伝わりません。誤解を与えることもあるので、注意が必要です。
前述の、主語と述語の関係と同じく、使い方をおさらいすることをおすすめします。
文章が長すぎたり短すぎたりしていないか
一文が長すぎると、読者に文章の意図が正しく伝わりづらくなります。反対に、一文を短く書こうとすると、今度は著者が文章を書きづらくなるものです。
一文は60文字程度が適切とされ、長くても80文字以内に収めるといいでしょう。
相手にどう伝わるかまで考えているか
構成段階で、どのようにすると相手にどう伝わるのかまで予想して書くと、より読者に伝わる良い文章が書けます。
大勢に向けてではなく、一人に伝えるように書くことがポイントです。
音読したときに違和感がないか
最後に、文章が書けたら自分で読み返してみましょう。黙読では微妙な言葉づかいを見逃してしまいがちなので、音読することをおすすめします。
音読したときに、つまずいた箇所や違和感のある箇所は、要チェックです。
また、音読アプリに読ませたり、文章校正ツールを通したりするのもいいでしょう。
誤字脱字のチェックには「idraft(アイドラフト)」
良い文章の書き方のコツのなかで、何度か文章校正ツールの活用について取り上げましたので、最後におすすめのツールを一つご紹介しておきます。
それが、goo辞書の提供する文章校正ツール「idraft」です。
Appstore:https://idraft.onelink.me/rbat/hduopvl1
Googleplay :https://idraft.onelink.me/rbat/j1wp7ak3
ワンタップで文章を校正できる
「idraft」では、間違えやすい日本語やら抜き言葉、重複表現などの誤字脱字、表記ゆれを高い精度でチェックできます。
そして、提案された言葉をタップするだけで、簡単に文章の修正が可能です。
書きながらgoo辞書を引ける
「idraft」では、文章を書きながら、goo辞書(国語、漢字、類語、和英、四字熟語)で言葉の意味や例文、慣用句などを調べられます。
ちょっとした違いですが、辞書アプリを別で立ち上げなくてよくなるのは、非常に便利です。
書くことにこだわった機能が満載
- 文字数カウント
- 文字サイズ設定
- フォント設定(ゴシック・明朝)
- テキストの自動保存
- フォルダ機能
- 横画面表示
- ダークモード
- タブレット対応
これらのほかにも、「idraft」には文章を書くことにこだわった機能が満載です。
まとめ
この記事では、良い文章の書き方のポイントについてまとめてきました。
基本的な3つの考え方も、具体的な10のコツも、良い文章を書くためには欠かせないものばかりなので、ぜひ一つずつ意識しながら文章を書いてみてください。
また、誤字脱字や表記ゆれ、文法の間違いなどは、自分の目でチェックするよりも、文章校正ツールにかけた方が効率的で漏れなくチェックできます。
「idraft」は、無料のプランでも高い精度で文章チェックができるので、文章校正ツールを探している方は、ぜひ試してみてください。
執筆ライター:堀本一徳