小説を書きたいと思っている人の中には、執筆の目的を持った方がいいのか悩む人も多いでしょう。
「小説を書く＝世の中に発表する」と言う認識が一般的な一方、実は自分が楽しむためだけに小説を書いている人も少なくありません。
自分のために小説を書くことにはいくつかのメリットがありますが、すべての人に向いているわけではないので注意が必要です。
この記事では、自分で小説を書くためのポイントやオススメの執筆アプリについて紹介します。
自分のために書く小説とはどういう意味？
「自分のために小説を書く」と言っても、どういうことなのかイマイチ分からないという方も多いはずです。
通常、「小説」と聞くと本屋に並ぶ作家の作品を想像しますよね。
しかし、実際のところ小説は販売を目的とした創作である必要はなく、自分が楽しむためだけに執筆してもいいものなのです。
自分のために小説を書くメリット
自分のために小説を書くことは、誰かに読まれるわけではないので意味がないと感じる人もいるでしょう。
しかし、小説を書くという行為そのものにメリットがあり、他人に公開するプレッシャーがないからこそ得られる効果もあります。
それでは、自分のために小説を書くメリットを紹介していきます。
自分のアイデアを形にできる
小説を書くことは、自分の頭の中にあるアイデアを形にすることです。
普段生活の中で頭に浮かんだものや、関心のあるテーマに関して、アウトプットをしたい気持ちになることはありませんか。
アイデアを形にするということは、思考を整理する行為でもあります。
小説は、文章として頭の中にあるものをアウトプットすることで、混沌としていた思考を言語化することができるのです。
ストレス発散になる
創作活動は、人間にとってストレス発散の効果があります。
手を動かして何かを生み出すことは、単純に楽しく、完成品を見れば達成感を得られます。
文章を書くことが好きな人であれば、小説を書くという行為自体に楽しさを見いだせるでしょう。
自分のために小説を書くということは、他の人の意見を気にしなくていいということです。
締め切りや作業時間の縛りを感じる必要もありません。
好きなときに好きなように執筆活動を進められ、趣味としてストレス発散の時間にできます。
自分のために小説を書く｜向いていない人の特徴
自分のために小説を書くことは、思考を整理したりストレス発散したりすることに役立ちます。
しかし、その一方で「自分のために小説を書く」ということが向いていないタイプの人もいるので注意が必要です。
新人賞など作家活動を真剣に考えている人
作家としての今後のキャリアを意識している人は、「自分のため」の小説を書くことには向いていません。
賞を狙うためには、作品の構成や文章力の向上にも膨大な力を注ぐ必要があります。
また、賞に応募するためには締め切りを意識してペースよく執筆しなければなりません。
閲覧数など気になる人
作品に寄せられる反響が気になる人も、自分のために小説を書くことに向いていません。
閲覧数やいいねの数などをモチベーションに作品執筆ができる人は、読者の反応をもとにして小説を書くことに向いています。
自分のために書く小説はあくまで自由であり、他の人の評価を気にし始めると「自分のため」ではなくなってしまうからです。
自分のために小説を書く｜3つのポイント
自分のために書くとはいえ、執筆するからには納得のできる作品を作りたいという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、小説を書く流れについて、重要な3つのポイントを紹介していきます。
➀短編か長編を決める
まずは、これから執筆する作品を短編にするか長編にするか決めましょう。
初めての執筆の場合、ストーリー展開をコントロールするのが難しくなってしまうため、まずは短編にするのがオススメです。
しかし、短いからと言って小説を書くのが簡単なわけではありません。
少ない文量で物語の起承転結を表現するためには、文章のテクニックが求められます。
自分のために書く小説は、他の人の評価を気にするものではないので、まずはリラックスして自分がやりやすい方法を見つけましょう。
➁執筆前にプロットを作成する
小説の執筆をスタートする前に、まずはあらすじやプロットを作成しましょう。
プロットとは「話の筋」で、「起承転結」を定めることです。
話がどう始まり、何が起こり、どのように終結するかを決めておけば、書きながら本筋からずれてしまうことを防げます。
また、作品の中の重要な世界観や設定などがあればプロットと一緒に言語化しておくとよいでしょう。
➂アイデアをメモする習慣をつける
小説に関するアイデアが浮かんだら、すぐにメモをとる習慣をつけましょう。
メモは、浮かんだアイデアの備忘目的以外にも、具体的に文章に落とし込む訓練の意味もあります。
ぼんやりと脳に浮かぶイメージを文章化する習慣を普段からつけておくことで、文章の制度を上げて小説執筆できるようになります。
自分のために小説を書くならWebがオススメ？
自分のために小説を書くには、文章を残すための媒体が必要です。
Web上には、ブログやSNSなど文章を残すためのサービスが溢れていますが、自分のために書くのであれば必ずしも公開機能を搭載する必要はありません。
作家として活動するなら紙面を意識する
趣味としてではなく作家としての活動を視野に入れているのではあれば、パブリックに公開できるWebのサービスを利用するのがオススメです。
Webにある文章は、検索などをきっかけに他人の目に触れるチャンスがあり、そこから作家としてのキャリアが開けるチャンスがあります。
自分のために小説を書くならアプリを利用しよう
小説を書くためにはWordやGoogleドキュメントなどの文章作成機能を用いる以外に、小説執筆補助機能の搭載されたアプリを利用するのがオススメです。
小説執筆に特化したアプリであれば、より質の高い文章作成のためのサポートが得られるので、執筆作業もスムーズに進めることができます。
小説の執筆にオススメ「idraft（アイドラフト）」
小説を書く中で、表現が正しいか、より良い言い回しがないか迷ってしまうことあるでしょう。
同人小説の質を上げたい、より美しい文章を書きたいという人にオススメなのが、小説執筆サポートアプリ「idraft」です。
「idraft」はgoo辞書が提供するテキストエディタで、集中して執筆活動にあたりたいという作家をさまざまな形でサポートします。
「idraft」の主な特徴は、以下の4つです。
・ワンタップで文章がチェックできる
・書きながら辞書が引ける
・執筆がはかどる機能が豊富
・クラウド同期で複数デバイスが使える
「idraft」を使えば、書きながら文章の校閲ができたり、わからない単語の辞書を引いたりできます。
毎回他のアプリに移行せずにすべてが「idraft」内で完結するため、集中力を維持して執筆活動に向き合いたい人には理想的な環境です。
さらに、「idraft」では複数のデバイスをクラウド機能で接続することができます。
つまり、スマホ、タブレット、PCなど（※）をさまざまな場面に合わせて使い分け、デバイスが変わっても前回の続きから簡単に書き始められるということです。
同人小説執筆の精度高めたい方は、ぜひ「idraft」の無料アプリをダウンロードしてみてください。
※PC版は「プレミアム限定」月額180円(税込)〜で利用できる機能です。
まとめ｜自分のために小説を書くのは楽しい
自分のために小説を書くべきか迷っている人は、一度挑戦してみて楽しいかどうか判断してみるのがオススメです。
書いてみて、他の人に見せずに終わることに物足りなさを感じるのであれば、SNSやブログなどを通じて公開する選択肢もあります。
「idraft」のように小説執筆に特化したテキストエディタを活用することで、スキマ時間でもスムーズに執筆が可能です。
気になる方はぜひアプリをダウンロードしてみてください。
