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「レポートの提出を求められたけど、感想文とどう違うの?」
「自分のレポートの内容が薄く、説得力に欠けている気がする」
上記のような悩みを抱えている学生は多いでしょう。
この記事では、レポートや論文の執筆に悩む人へ向けて、以下の内容をご紹介します。
・レポート執筆の基本
・執筆時の注意点
・参考文献の選び方と引用方法
・章立てのコツ
・レポート執筆に役立つツール
すぐにレポート執筆に役立てられる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
レポート執筆の基本
まずは「レポートとはどのようなものなのか?」という基本情報から確認しておきましょう。
レポート執筆の基本を理解するために、以下の内容について解説します。
・レポートと感想文の違い
・レポートの目的と特徴
・基本的なレポートの書き方
レポートの特徴を理解し、基本的な書き方を押さえておきましょう。
【レポートとは】感想文や論文との違い
まずは「レポート・論文」と他の文章との違いについて見ていきましょう。
以下の表は、それぞれの特徴を簡単に比較したものです。
【レポート・論文と他の文章との違い】
レポートは主観的な感想や意見ではなく、事実や証明可能な推論に基づいて議論を展開するものです。
ただ単に参考文献を集めて並べただけのものは、レポートではありません。
なお、レポートと論文は同列で扱われることが多いのですが、厳密には違いがあります。
レポートは、すでに世の中にある情報をまとめ、自分の意見を提示するものです。
主義主張を客観的な事実をもとにしながら論理的に解説する必要があります。
一方論文は、研究成果や新たな知見を発表するための形式です。
レポートとは違い、世の中にない情報を新たに提示することが求められます。
徹底した調査や分析をおこない、オリジナルの主張や理論を展開しなければいけません。
レポートの目的と特徴
レポートの目的は「主張を伝えること」です。
主張をするためには、自身で調査した結果を論理的にまとめ、主張の根拠としなければなりません。
客観的証拠の上に成り立つ解釈の提示が求められるため、多くの人が読んで理解・納得できる内容が求められるのです。
必ずしも主張に「賛同」してもらう必要はありませんが、誰が読んでも「理解できるのか」を徹底して意識しましょう。
基本的なレポートの書き方
初めてレポートを書く人は、以下の基本的なレポートの書き方を押さえておきましょう。
【基本的なレポートの書き方】
上記のポイントを押さえて執筆することで、読者に取って理解しやすく、説得力のあるレポートが作成できます。
【レポート資料】参考文献の選び方と引用方法
レポートや論文に説得力を持たせるためには、丁寧に資料を選定する必要があります。
以下の選び方と引用方法を参考に、適切な資料選定をしましょう。
【参考文献の選び方と引用方法】
適切な資料の選び方
1.信頼性の高い資料を選ぶ(書籍・雑誌論文・新聞・公文書など)
2.Web資料の信頼性を確認する(研究者・専門家が執筆したものかどうか)
3.大学図書館を利用して資料の選定・探索をおこなう
4.レファレンスカウンターを利用して、図書館にない資料や書籍を取り寄せる
信頼性の高い資料かどうかは「著者名や出典」をチェックします。
とくにWeb資料は制作者が明らかでないことが多いので、学術的な情報資料を優先的に使用しましょう。
参考文献の正しい引用方法
資料を正しく引用することは、論文やレポートを執筆する上で重要なポイントです。
とくに、他人の著作から文章を盗み、自作の中に自分のものとして用いる「剽窃(ひょうせつ)」行為はおこなわないよう注意してください。
以下の行為は剽窃に該当します。
【剽窃に該当する行為】
・先行研究や他人の著作を自分のものとして発表する
・他人が作成した資料を自分が作成したものとして使用する(コピペなど)
・過度な分量の引用
・自己剽窃(出典を明記せず過去の論文内容を再利用すること)
他人の研究やデータを引用する際は、必ず出典を明記してください。
出典が記されていない引用は盗作とみなされ、学術的信用を失います。
学問分野によって、引用スタイルが指定されていることが多いため、事前にしっかり確認しておきましょう。
【アウトライン作成法】レポートの章立てと節の構成
レポート執筆における「アウトライン」とは、全体の構成や主要なポイントを整理するために必要な骨組みのことです。
アウトラインを作成すると、主張や全体の構成が明確になり、その後の執筆を効率的に進められます。
ここでは、わかりやすいアウトラインを作成するコツについてご紹介します。
【アウトライン作成のコツ】
・レポートの基本構造を理解する
・「章」と「節」の関係性と整理法を理解する
また「読みやすいレポート」の章立て例もあわせて紹介しますので、実際に執筆する際の参考にしてみてください。
レポート章立ての基本構造
レポートは、一般的に以下の基本構造で組み立てられています。
【レポートの基本構造】
レポートや論文は「序論→本論→結論」の構成で、序論や結論には1つの段落を割り当てます。
ただし、この形式は一般例であり、研究分野によって多少違いがあります。
実際に執筆する際は、同じ分野の論文を参考にすると良いでしょう。
「章」と「節」の関係性と整理法
「章」はレポートや論文の主要な構成要素であり、「節」は章の中の細かい構成要素です。
章と節の関係性を整理することで、論文の構成が明確になり、読み手が理解しやすくなります。
まず、章の設定時には、論文全体の流れを意識し、それぞれの章が持つ役割を明確にしましょう。
一般的には序論・本論・結論の三部構成となりますが、本論の中に複数の章が存在するケースもあります。
読みやすいレポートの章立て例
良い章立てでレポートが書かれていれば、文章全体の構成、個々の章や節に書かれている内容が一目でわかります。
以下は読みやすいレポートの章立ての一例です。
【読みやすいレポートの章立て例】
章立ては、研究の内容や目的に応じて適宜調整が必要ですが、基本的な枠組みを参考にすることで、読み手にしっかり主張が伝わるレポートが作成できます。
レポートを執筆するなら「idraft」がおすすめ
ここまでレポートの作成方法を解説してきましたが、ここからは執筆作業に役立つツールをご紹介します。
論文やレポート執筆では、誤字脱字や言葉の誤用が思わぬ誤解を招いてしまう可能性があります。
そのため、執筆中や執筆後に入念なチェックが必要です。
ただでさえ大変なレポート執筆で「誤字脱字がないか」「言葉の誤用はないか」「読み手に伝わる文章になっているか」など、細かいポイントに気を配るのは大変ですよね。
さらに「自分が気をつける」だけでは、すべてのミスを防ぐことは難しいでしょう。
そこでおすすめしたいのが、辞書検索サービス「goo辞書」が作った文章作成アプリidraft(アイドラフト)です。
idraftは、以下のような機能が無料で使える画期的な文章校正ツール。
【idraftで使える機能】
・誤字脱字チェック
・表記ゆれチェック
・誤りやすい日本語、ら抜き言葉、重複表現チェック
・アプリ内で辞書検索
・言い換え検索
・文字数カウント
たとえば、表記ゆれチェック機能は以下のようにサジェストされます。
自分では気が付きにくい「表記ゆれ」や「ら抜き言葉」「重複表現」などもワンタップで、簡単にチェックできます。
また、より可読性の高いレポートを作成するための「言い換え機能」も充実しています。
初めてレポートの執筆をする人、レポートの執筆を効率化したい人は、ぜひ無料で使える「idraft」を使ってみてください。
Appstore:https://idraft.onelink.me/rbat/hduopvl1
Googleplay :https://idraft.onelink.me/rbat/j1wp7ak3
まとめ
レポート作成では、まず基本となるレポートの目的や、レポートの執筆方法を理解し、適切な形で伝えることが大切です。
また、適切な資料を選定し、正しい方法で引用することを心掛けてください。
今回ご紹介したレポートの基本構造を参考に、説得力のあるレポートを執筆してみてくださいね。
ライター:ミツ