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小説の内容が魅力的でも、誤字脱字が多いと作者の意図が読者に正しく伝わりません。
誤字脱字の箇所によっては、致命的な誤解を読者に与えることもありえます。「誤字脱字の数=小説の質の低下」とも考えられるわけです。
では、どうすれば誤字脱字を確実に減らせるのでしょうか。
今回は、小説家の必須スキルである誤字脱字のチェック方法について解説します。
誤字脱字チェックツールを使うメリットやツールの選び方、おすすめのサービスもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
誤字脱字の主な原因は「タイプミス」と「誤変換」
誤字脱字を減らしたいのなら、そもそも文章を書くときに誤字脱字を生まなければいいわけです。しかし、これは決して簡単ではありません。
では、どうすれば誤字脱字そのものを減らせるのか。まずは、ご自身の「タイプのクセ」を把握しましょう。
スマホにせよPCにせよ、誰にでも「タイプのクセ」があり、このクセが「タイプミス」や「誤変換」につながり、誤字脱字を生み出しています。
反対に考えると、自分がどういう箇所でよく誤字脱字しているのかを把握し、クセを改善できれば、誤字脱字が生まれる率を格段に減らせるのです。
誤字脱字の主なチェック方法
ただ、どれほど気をつけていても、小説を書いている段階で誤字脱字をゼロにするのは難しいでしょう。だからこそ、書いたあとのチェック作業が大切です。
自分で読み返してみる
小説を書き終えたら、誤字脱字がないかまずは自分で読み返してみてください。
ただ、人の脳というのは都合のいいもので、「自分の文章は正しい」と思い込みがちです。とくに書き終えた直後というのは、この思い込みが強くなる傾向にあります。
そのため、自分で読み返すときは少なくとも数時間は空けるようにしましょう。
ほかの人に読んでもらう
自分だけでなく、ほかの人に読んでもらうのもいいでしょう。
ほかの人であれば思い込みのないまっさらな状態で読んでくれるので、自分だけでは気づけなかった誤字脱字、表現のブレなどを見つけてくれることがあります。
それも人数が多いほど精度は上がるので、できれば複数人に読んでもらうのがおすすめです。
チェックツールを使う
人の目によるチェックと合わせて活用したいのが誤字脱字チェックツールです。
誤字脱字チェックツールには人のような思い込みが一切ないので、確実に誤字脱字を検出してくれます。
誤字脱字チェックツールを使えば、誰でも高い精度で誤字脱字をチェックできるわけです。
誤字脱字チェックツールを使うメリット![](https://dictionary.goo.ne.jp/info/app/media/wp-content/uploads/2023/03/shutterstock_1341738170-L-1.jpg)
誤字脱字チェックツールをおすすめする理由は、検出精度の高さだけではありません。
高い精度で誤字脱字を指摘してくれて作業効率が上がる
小説はときに長文となります。それを人の目でチェックするのは大変です。
その点、誤字脱字チェックツールであれば、短時間でチェックできます。ツールによっては長文のチェックも、ほんの十数秒です。
そうして空いた時間は、小説をより良いものにする時間に使えます。
言い換えの提案機能などもあるので文章力を高められる
大抵のチェックツールには、誤字脱字以外の機能も搭載されています。
言い換えの提案や表記ゆれのチェックなど、文章の質を高めてくれる機能や、下書きの自動保存やクラウド同期など作業効率を高めてくれる機能などツールによってさまざまです。
書くことに慣れていなくても、ツールを使いこなせば安定した文章を書けます。
小説の質が高まり小説家としてのブランディングになる
誤字脱字が多くて読みにくければ、読者は離れていきます。人気商売でもある小説家にとって、読者離れはそのまま出版の機会が遠のくことに直結するのです。
「誤字脱字の1つくらい」と軽く流していると、後悔することになるでしょう。
小説家としてのブランディングにも、チェックツールは強い味方となります。
誤字脱字チェックツールの選び方
私たちの周りには色々な誤字脱字チェックツールが存在していて、どれを選べばいいのか迷うかもしれません。そこで、小説向きのツールの選び方を以下で解説します。
クラウド型かインストール型か?
誤字脱字チェックツールには大きく2つのタイプがあります。
- クラウド型:サイトにアクセスして使用する
- インストール型:端末にアプリをインストールする
クラウド型はサーバーに文章が保存されるので、オンライン環境であればスマホで下書きしてPCで清書する、というように端末を柔軟に使い分けられます。
一方で、インストール型はアプリによって対応端末が制限される場合はありますが、端末にインストールできさえすればオフライン環境でも使えるので、とても便利です。
どのような環境で書きたいのかを考えて、タイプを選ぶのがいいでしょう。
必要とする機能と精度があるか?
誤字脱字チェックツールと一括りにしていますが、その機能はさまざまです。
例えば、ら抜き言葉や表記ゆれ、句読点の長さ、話し言葉、接続詞の連続、文末の繰り返しなど、基本のチェック項目だけでも、ツールによって対応範囲は異なります。
また、対応範囲が近しいツールでも、精度の高さで比べると差が出るものです。
必要な機能が揃っていても、精度が不十分では意味がありません。ただ、精度は実際に使わないと見えづらい部分なので、気になるツールは積極的に試すのがいいでしょう。
長く使いやすい料金設定なのか?
誤字脱字チェックツールは、無料よりも有料のものが精度は高くて機能も豊富です。
しかし、有料の誤字脱字チェックツールは買い切りタイプで1ライセンス3〜5万円ほど、月額タイプで1アカウントにつき月額500〜2,000円ほどします。
月額タイプの方が頻繁に機能更新されるのでおすすめではありますが、毎月利用料が発生するので、長期的にコストが高くなる点は注意点です。
そのため、とくに月額タイプでは、機能や精度に加えて、料金の安さも比較しておきましょう。
「idraft(アイドラフト)」をおすすめする理由
先ほど、誤字脱字チェックツールの選び方を解説しましたが、ひとつおすすめのツールがあります。それが、goo辞書が提供する「idraft」です。
ワンタップするだけで高精度に文章をチェック
「idraft」では、ワンタップするだけで誤りやすい日本語やら抜き言葉などの誤字脱字はもちろん、類語や表記の揺れなどを高い精度でチェックできます。
そして、誤字脱字の指摘や類語の提案などもタップで簡単に修正、変更が可能です。
これらの機能だけでも、小説を効率的に書けるようになるでしょう。
クラウド同期でどこでも、どの端末でも書ける
「idraft」はスマホにタブレット、そしてPC(有料版のみ)でも使えます。
それも、クラウド上に下書きが自動保存されるので、電車やバスなど通勤・通学中はスマホで、自宅ではPCでと場所にとらわれず書き進められます。
また、文字数カウントや文字サイズ設定、横画面表示、ダークモードなど書くことにこだわった機能が満載で、スマホの小さな画面でも書きやすい点も魅力です。
無料プランでも機能としては十分
「idraft」には有料プランもありますが、機能的には無料プランでも十分です。
誤字脱字のチェックだけであれば、メモ帳などほかの文章作成ツールで書いたものを「idraft」にコピペしてチェックする、という方法もあります。
ただ、有料プランではPCも使えるようになるほか、小説に特化した執筆モードが選べたり、類語がさらに増える『ことば選び辞典』が利用できたりします。
小説家としてより創作活動に集中したい方には、有料プランがおすすめです。
Appstore:https://idraft.onelink.me/rbat/hduopvl1
Googleplay :https://idraft.onelink.me/rbat/j1wp7ak3
まとめ
この記事では、誤字脱字チェックの方法やツールの選び方について解説しました。
誤字脱字チェックは、ツールを活用した方が高い精度で効率的にできます。
中でも「idraft」は、無料プランでも機能豊富かつ精度も高いのでおすすめです。もし、小説の誤字脱字チェックに負担を感じているのなら、ぜひ一度試してみてください。
執筆ライター:堀本一徳