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idraft利用者インタビュー3. ライター人生のフィナーレをともに<後編>

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2023-04-27 レビュー&インタビュー

流行を20年先行していたかも!

——商業誌の季刊の編集を担当されていた間に、印象に残っている執筆ワークというか、企画とかはありますか?

チカトシさん:実は私、世間の皆さんとズレちゃってるのかな?と思うことがあって。
もう20年くらい前に、「オフィス街のレトロ建築をめぐる」みたいな企画をやったんです。

——今、すごい人気のあるやつですよね。この辺はもともと古い問屋街で(インタビュー場所)、歴史のある建築物が多いんです。そういう本も出てますし、写真を撮っている観光の方もよくいますよ。

チカトシさん:ですよね、いい企画だ!と思ったんですけどね。大スベリして(笑)

——ええー…何でだろう。

チカトシさん:ホント、今ならそう思いますよね。
読者アンケートで「面白くない」って思いっきり書かれて。
他にもチョコレートがまだそこまでブームじゃない時にチョコレート本とかやったんですけど、どうも今イチ、ブームと合わないのね。
知人の編集者と「私たちってアレかな、世間の人たちと脳みその感覚がズレてんのかな」って愚痴ってるんです。

——いや、時代が追い付いてなかっただけですよ。それこそ20年先行していたという。

チカトシさん:そう言ってもらえると救われる(笑)
書く仕事も結局は自分の持っているものだし、企画も自分の脳みそで絞り出すものだから、やっぱり限界ってあるじゃないですか。
だからちょくちょく、自分視点をリセットするようにしてるんです。

——それは、別視点を持つというか、他の立場に立つというか……?

チカトシさん:というより、取材をして記事を書いても自分は理解をした上で書いているから、どうしても私の脳内情報が補完するじゃないですか。文章以外の情報を持っているから。
でも記事となると、限られた文字数のなかで、その内容について知識がゼロの人であってもわかりやすいように書かなきゃいけないので、それは心がけてます。
あとは取材対象の想いをしっかり伝えること、とか。

——なるほど。言葉の選び方ひとつで、伝わり方って違ってきますもんね。

チカトシさん:そうなんです。だからidraftの言い換えの機能は、本当に助かります。
自分の脳みそから言い換えの言葉を絞り出すにも限界があるじゃないですか。
「あ、この言葉にはこんな別の言い方があったな」って、思い出させてくれるので。文章の表現にも幅が出ると思います。

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    「言い換え」をタップすると原稿内の単語全ての別表現をその場で提案。偏りがちな表現を避けて、幅も奥行きもアップしたライティングが可能に。

今の私だから、できる執筆ワーク

——そういったお気持ちが入っている文章って、読んでいる側もわかりますよね。伝えようとしているんだなって。

チカトシさん:私も読んでいてそう思うので。年齢を経た今だとなおのことね。
書く側、とくに取材となると、相手のお時間もいただいているわけだから。きちんとお伝えしなくちゃって思います。
だから基本的にはざっくりした性格ですけど、取材現場ではしっかりメモを取って、ボイスレコーダーで録音して、スマホで記録用に写真も撮って。

——すごい、三段構えですね。

チカトシさん:いや、違うんです。取材時の自分の文字があまりに汚すぎて、たまに自分でも読めない時があって(笑)

——その理由もチカトシさんらしいです。

チカトシさん:読めないメモのせいで間違ったことを書かないようにするためと、取材対象者の印象的な言葉遣い、とくに方言とかを記事内に反映させるためなんです。
だから書くアプリ、idraftがスマホもPCもタブレットもシームレスなのは必須条件でした。
メモ、レコーダー、スマホ、以外にもう持てない(笑)
私、すごく真剣にチェックしないと、長年この仕事をやってきても、たまに漢字を開いたり、開かずだったり、半角と全角などを混在させてしまっているんです。
だからidraftの表記ゆれのチェック機能は、誇張なしに助けてもらいまくってます。

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    「表記ゆれチェック」機能で同じ語句の表記違い、ミスなどを瞬時に検索。その場で修正候補を提示してくれるので、移動時間の間に校正完了、なんてことも。 

ライター人生の後半戦は

——そういった取材をしながら編集者としてのお仕事と、フリーランスのお仕事を経て、今一番楽しいというか、こうありたいと思うライター像みたいなものはありますか。

チカトシさん:今、人生の半分を折り返したくらいの年齢になってきて、アーリーリタイヤというか、FIRE?に憧れてるんです。

——生活できる最低限の貯蓄をして、50、60歳で早期引退するっていうライフプランですよね。

チカトシさん:そうそう、私もある程度になったら日雇いワークでもしたいなと思っていて。
もう取材行って帰ってきて徹夜して書いて、とか体もしんどくなってきたので。
だから今、こもって書くシナリオ系のお仕事をしているのが楽しいんです。

——ゲームのシナリオのリライトのお仕事ですよね。かなりボリュームがあると…。

チカトシさん:来る時は一度に10万文字以上かな。
イチから書くと1日に3000文字程度が限界ですけど、下地があってそれを調整するリライトなのでまだ楽です。
でもストーリーなので、かなり読み込まなくちゃいけないんです。
ゲームだからプレイヤーというか、登場キャラのファンもいて、皆さん考察動画とか上げてくださってるのをじっくり拝見します。
それを「ふむふむ、そういう意味なのか」ってコメントとか参考にしながら、ぐっと集中して書くんです。

——10万文字はなかなか強敵ですね。私だと半月くらいかかります。

チカトシさん:そうですね、だから数日は「ゲームシナリオの日」っていうのを設けます。
1日に数時間シナリオの仕事をやって、ほかのライティングもやってってやると、「あれ、このキャラってどうだったっけ」ってなっちゃうので。
数日こもって集中するシナリオの仕事は、なるべくその場その場で調べながら進めます。
いちいち別ブラウザを立ち上げなくて済むidraftの辞書機能は、画面の切り替えいらずなので、集中力が続きます。

  • 愛用者のidraft使いこなし
    「goo」辞書に掲載されている用語、用例を全て網羅。国語や和英、類語や四字熟語も調べられるので、集中力が切れずに長めの執筆作業にも立ち向かえる。

 今世代の「表現したい」気持ちを見て

——シナリオといえば、お話を書きたいという人は昔に比べてすごく増えましたよね。手を出しやすくなったというか。

チカトシさん:さんざん言われていることだけどケータイ小説とか、投稿サイトが大きいですよね。
一般の皆さんが気軽に、お話や自分の考えを発信できる場所も、ツールも整っている。

——そうなんです。どうも私世代の人間は、なかなか自分の考えを文字にして、外に出すのが怖い面もあるんですけれど。 

チカトシさん:そうですよね。ずっと仕事で何かを書いてきた人間としては、書くことで自分を全て見せる恥ずかしさというか…何だか自分の内面を全部さらけ出すみたいな。素っ裸になるより恥ずかしいかもしれない。

——じゃあ、チカトシさんはあまり、自分でこれを書いてみたい!とかはない感じですか。

チカトシさん:あ、でも、最近は個人でも自費出版が簡単にできるので、旅先で撮った珍しいものを一冊の本にまとめてみたいなと思っています。
活火山の見学とか珍スポットとか、大好きなので。
仕事柄、一応情報誌に載るようなスポットも行きますが、実はそちらの方が「ついでに見ておくか」という感じかな。

——そうなんですね。でもやっぱり、自分の気持ちというか、意思を表明するみたいなカタチでは抵抗がありますか。

チカトシさん:うーん、でも一行日記ならやっています。

——うわ、すごく読んでみたい。短文は苦手と仰ってましたけど、すごくエッジの効いたことを書いていらっしゃいそうです。

チカトシさん:全然、「歯が痛い」とか、そんなですよ。
でもidraftの執筆モードの設定、あれ、絶対便利ですよね。
「ああ、私もあの原稿でこれ使えば楽だったんだ」ってなりました。
小説モードを使って気分が乗れば、私小説でも書いてみようかな。ダム記とか。

——それ、ものすごく読みたいです!ぜひ、小説モードで書いてみてください。

  • 愛用者のidraft使いこなし
    プレミアムプランの「小説モード」で書式設定をオリジナルカスタマイズ。特定記号のあとの1角空けや行頭の1文字下げなど、体裁があらかじめ整った状態でデータ作成ができる。

idraft改善要望|idraftへのエール!    

表記ゆれのチェック機能がすごく便利な半面、単純なタイプミスなどに弱いのが残念です。
そのあたりも精度を高め、指摘してくれると本当に助かります。
あとは企画書などを作る際、小見出し用に文字を太字にできたり、色を変更できたりすると、さらにありがたいなと思います。

<<<インタビュー前編「書くきっかけ、idraftのきっかけ」

 

  • idraftとは
    「goo」による最大級の辞書サービス・goo辞書が作成した、校正や辞書の機能も備えたテキストエディタアプリ。
    無料の「スタンダードプラン」と、拡張機能を備えた「プレミアムプラン」が用意されている。idraftの「プレミアムプラン」は初回1カ月が無料、そのあとは月額180円(税込)~。すでに累計50万ダウンロードを記録(2023年6月時点)。
  • idraftの主な便利機能はコチラ
    ・フォルダーの作成、並べ替え機能
    ・下書きの自動保存、手動保存、文字数カウント、並び替え機能
    ・文字サイズ・フォント変更機能
    ・Undo、Redo機能
    ・下書きの本文コピー、移動、削除、文字検索
    ・オフラインでの文章作成、編集
    ・横画面対応
    ・SNS共有(Twitter、Facebook、Evernote)

 

インタビュー・執筆:花竿

<<<インタビュー前編「書くきっかけ、idraftのきっかけ」

 

 

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