執筆活動の始め方ガイド！初心者に必要な4つのステップとは

2023-04-08 おすすめの利用方法

「自分の本を執筆してみたい！」

「未経験でも執筆活動はできるもの？」

執筆業を目指して執筆活動を始めてみたいけど、何から手をつけていいかわからずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事を読めば、初心者が執筆活動を始める前に準備すべきことが把握できます。
執筆活動の基本や流れについても解説しますので、これから執筆活動を始めてみたいと考えている人は必見です。

執筆活動とは？

執筆活動は、ジャンル・媒体・手段を問わず「文章を書く」活動のことです。
「筆」の字が当てられていますが、現代では筆記・タイピングだろうと紙媒体・デジタル媒体だろうと、文章を書く行為はすべて「執筆活動」に該当します。

たとえば、以下のような作業はすべて執筆活動です。

【執筆活動の例】

小説を書く
専門書を書く
Webコンテンツの文章作成
ブログ記事作成
シナリオ制作

かつては、執筆というと原稿用紙で小説やエッセイなどを書くのが一般的なイメージでした。

しかし、現代ではネットで簡単に執筆活動が始められるようになり、一般の人からも注目されるようになったのです。

執筆活動は副業にできる？

もちろん執筆活動を副業にすることは可能です。
あなたが執筆した文章に対して報酬が支払われれば立派な副業として成立しますし、それを生業にしている人も少なくありません。

とくに最近では、Web媒体が幅広く普及したことから、ブロガーやWebライター・オンライン作家などの職種も注目されるようになりました。
素人でも、文章を書くことが好きな人や専門知識がある人なら、気軽に執筆活動ができるようになったのです。

副業として執筆活動を行う方法はさまざまですが、代表例としては「クラウドソーシング」が挙げられます。
サービスに登録すれば、募集している仕事に応募できたり、相手からスカウトされたりして報酬を獲得できる可能性があるのです。

無料で登録できるものが多く、執筆系の案件も豊富なため、さまざまなジャンルから自分に合ったものを見つけやすいでしょう。

また、自分の知識や経験・スキルを商品として販売できるフリマサイトなどもおすすめです。
有名なクラウドソーシングサービスは登録者数が多い分ライバルも多いため、あわせてチェックしてみるといいでしょう。

ただし、副業に限らず、ビジネスは報酬が発生して初めて成立するものです。
入口が広くなったからといって、初めから誰でも稼げるというわけではありません。

稼げるようになるためには、それなりの下積みが必要になるでしょう。

初心者必見！執筆活動を始めるための4つのステップ

副業として成立するレベルで執筆活動を成功させるためには、事前にしっかり準備をしておくことが大切です。
とくに初心者は執筆をする「基礎」が備わっていない可能性があるため、まず基礎づくりから始めなければなりません。

また、執筆活動にはWebライティングやブログ制作なども含まれますが、これらの執筆にはSEOに関する知見も必要です。

そのため、この記事では主に小説や専門書などの「書籍」の執筆活動に焦点を当てて解説していきます。
初心者が書籍の執筆活動前に準備すべきことは以下の通りです。

【執筆活動を始めるための4つのステップ】

自分の経験値を知り活字に慣れる
執筆ジャンルとテーマを決める
テーマに沿って情報収集をする
集めた情報を整理する

1つずつ詳しくみていきましょう。

自分の経験値を知り活字に慣れる

執筆力における「基礎」とは、いわば「今までどのくらい活字に触れてきたか」という経験のことです。

実は、執筆活動に大切なのは、今までに文章を書いた実績があるかどうかではありません。
もちろん文章力も大切ですが、執筆活動のベースは「本を読み活字に触れ、そこから物事を考える」ことです。

つまり、活字に触れ慣れている人であれば、誰でも執筆活動に挑戦できるということになるでしょう。

全国学校図書館協議会の調査によると、1カ月の平均読書冊数は小学生で13.2冊、中学校で4.7冊、高校生で1.6冊でした。
自分の読書数を振り返ってみて、平均値より低い場合はまず活字慣れが必要になるでしょう。

さらに、小説1冊となると文字数は数万文字になります。
活字に対して抵抗感がある場合は、1冊書き上げる前に執筆活動を辞めたくなってしまうかもしれません。

最低限の基礎を身につけるためにも、活字に触れる機会を増やしましょう。
自分が執筆したいジャンルの書籍を読んだり、文章術に関する書籍を読んだりするとインプットも同時にできるのでおすすめです。

執筆ジャンルとテーマを決める

執筆活動を始める際は、自分が何を執筆したいのかを決める「ジャンル決め」がキーワードになります。
初心者が手広くやろうとすると失敗する可能性が高くなるため、得意ジャンルや興味があるジャンルに限定して始めるよう心掛けましょう。

小説を執筆したいのか、専門書やエッセイを執筆したいのか、初心者への指南書を作りたいのかなど、興味関心の数だけジャンルは存在します。
自分に合ったものを見つけてみてください。

また、読者層をある程度想定して執筆することも重要なポイントです。

たとえば、玄人向けの場合は、専門的な内容に合わせて堅めの文体にするのがいいでしょう。
一方で、初心者向けに専門的な内容を紹介するケースでは、誰でも理解できるよう嚙み砕いて説明しなければなりません。

ジャンルの大枠が決まったら、具体的に執筆するテーマを決めていきましょう。

テーマに沿って情報収集をする

テーマが決まったらすぐに執筆活動にうつるのではなく、情報収集をおこないます。

テーマに沿った内容について、できるだけ多くの情報を集めましょう。
集めた情報は、自分の文章に説得力を与えるための手札になり得ます。

たとえば、中世を舞台にした小説を書きたい場合は、その時代の文化や背景について理解を深めることで、読者が物語に入り込みやすくなるのです。
最近ではSNSやネットを使って簡単に情報収集できるため、通勤中などの空き時間を活用して積極的に情報収集に励んでください。

集めた情報を整理する

関連情報をある程度収集できたら、気になったポイントに付箋を貼る・メモに書き写すなど自分が見返せるようにまとめておきましょう。

読み手に何を届けたいのかを明らかにし、執筆の方向性を固めていくために必要な作業です。
メモは自分が執筆する際の資料になるものなので、アバウトな内容・走り書きでも問題ありません。

情報をまとめる際には、類似する内容同士をカテゴライズしておくと後々役に立ちます。
とくに専門的な内容の場合はソース（情報元）の提示が必要になるケースもあるため、どの文献や資料からの引用なのかもあわせてメモしておくといいでしょう。

執筆時間を確保し慣習化するためのコツ！

執筆活動でつまずきやすいポイントとして「時間が足りない」ことが挙げられます。

執筆活動に重要なのは書く時間だけではありません。
ストーリーや文章の起承転結といった「プロット（筋）」を練るための「考える時間」も確保しなければならないのです。

「仕事やバイト・家事などで忙しく、机に向かう時間が取れない」ことがネックになり、挫折してしまう初心者は少なくありません。
机に向かって文章を執筆する時間を少なくするには、どれだけ事前にしっかりプロットが練れるかどうかが重要になるのです。
何かをしながら文章を書くことは難しくても、手を動かしながら思考を巡らせることはできます。

通勤時間や家事をしながらなど、スキマ時間を有効活用してなるべくたくさんのアイデアを出しておきましょう。
PCの前に座っていた時は出てこなかったアイデアを、ふとした通勤時にひらめく可能性もあるのです。