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小説などの執筆作業は時間がかかるものです。
忙しい毎日の中で、なんとか時間を捻出して執筆作業に充てているという人も少なくありません。
「自分の執筆作業をさらに効率化したい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、執筆作業を効率化できるおすすめのツールについて紹介していきます。
ネタ出しやプロット作りなどに特化したツールや、ツールを選ぶ際に注意すべきポイントについても紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
執筆ツールを選ぶ際のポイント
まずは、執筆ツールを選ぶ際に注意すべきポイントについて紹介していきます。
使い勝手の良さももちろん重要ですが、以下の2点に着目すればより失敗しにくくなるでしょう。
【執筆ツール選びの注意点】
- 定期的にバージョンアップされているか
- データはどこに保存されるのか
ツールやアプリは、定期的にバージョンの見直しをしなければ不具合が起きやすくなってしまいます。
後々使えなくなってしまっては意味がないので、現在も開発されているものかどうかは意外と重要なポイントです。
定期的にバージョンアップされているか
小説の執筆ツールやアプリは法人が参入しているものが少なく、個人開発のものがメインとなります。
開発者の立場からすると、執筆関連のツールは開発が難しいうえに儲かるビジネスではないのが現状です。
個人開発ツールの場合は、開発者が片手間に制作している可能性も考えられます。
バグや不具合への対処が遅れている、あるいは完全に開発がストップしているかもしれません。
そのため、システムが適宜バージョンアップされているツールかどうかをしっかりチェックしておく必要があるのです。
オフィシャルサイトや公式SNSなどのバージョンアップ情報は、事前に確認しておきましょう。
データはどこに保存されるのか
ツールを使って執筆した文章がどこに保存されるのかも重要なポイントです。
きちんと把握しておかないと、PCとスマホで互換性を持たせる場合に、不具合が起きてしまうかもしれません。
一般的なデータの保存先については、以下を参考にしてください。
【ツールにおけるデータの保存先】
上記は一例のため、実際にツールを導入する際はしっかり調べておくことをおすすめします。
執筆作業にはidraftがおすすめ!
執筆作業を効率的に行いたいあなたには、株式会社NTTドコモが運営しているidraft(アイドラフト)がおすすめです。
idraftは、2020年に7月にリリースした執筆を支援するアプリで、累計45万ダウンロード(2023年1月時点)を突破するなど人気を集めています。
以下の基本機能が無料で使えるため、執筆活動には欠かせないアイテムと言えます。
- 辞書機能
- 校正機能
- 言い換え機能
それぞれ執筆活動をする上では、強力なサポートをしてくれます。
idraftの基本機能1.辞書機能
idraftはgoo辞書が提供している文章作成アプリです。
そのため、辞書機能の充実さには定評があります。
国語辞書だけでなく、英和・和英・類語・四字熟語・漢字辞書など計6辞書をワンタップで検索できるのです。
「辞書ならブラウザーで検索すれば良いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、実際の執筆中に別のブラウザーを開いて検索すると、集中力が途切れたり、別の情報に興味を持ってしまったりと効率が落ちてしまうことも事実。
また検索する内容によってはインターネット上にある情報の中から、信頼できる情報を選ぶことにも意外と時間がかかります。
idraftなら同じアプリ内で簡単にgoo辞書を調べることができるため、必要な情報のみ検索し、すぐに執筆画面に戻れます。
「検索の度に集中力が途切れてしまう・・・」という方は、idraftを使用することで作業に集中できるようになるでしょう。
idraftの基本機能2.校正機能
idraftの校正機能は、「誤字脱字」のチェックだけではありません。
見逃してしまいがちな「表記ゆれ」まで簡単にチェックしてくれます。
表記ゆれとは、文章内で同じものを示す際に別表現がされていることです。
例えば、「表記揺れ」と「表記ゆれ」のように漢字と平仮名が混合されている場合を指します。
この表記ゆれは、読者の可読性を下げてしまう傾向にありますが、文章として間違っている訳ではありません。
そのため、WordやGoogleドキュメントなどのツールではなかなか気がつきにくいのです。
以下のように誤字脱字だけでなく、簡単に表記ゆれもチェックしてくれるアプリはあまりありません。
idraftの基本機能3.言い換え機能
idraftの言い換え機能は、文章表現を豊かにしてくれる執筆には欠かせない機能です。
株式会社NTTドコモが運営しているため、信頼性が高く、言葉の誤用が防げるのも嬉しいポイントですね。
ワンタップで別の表現がサジェストされるので、読者を惹きつける文章が簡単に執筆できるようになります。
具体的には、アプリ内の「言い換え機能」をタップでするだけです。
特に執筆活動を始めたてで、語彙力がない方には必須機能です。
自分では思いつかないような言い換えを一つひとつ自分のものにしていきましょう。
AppStore:https://idraft.onelink.me/rbat/hduopvl1
GooglePlay :https://idraft.onelink.me/rbat/j1wp7ak3
執筆作業時の「書く作業」以外で使えるツール
執筆作業は「文章を書く」以外にもアイディア出しやプロット作成など様さまざまな作業があります。
そのような作業では、以下のようなツールも展開されています。
【執筆作業におすすめツール一覧】
- ストーリープロッター
- ノベルチェッカー
- すごい名前生成器
- 欧羅巴人名録
それぞれ役割が異なるので、文章の種類や困りごとに合わせてツールを選定しましょう。
ストーリープロッター
「ストーリープロッター」は、ネタ帳をそのままプロットにできるツールです。
思いついたネタをフォルダーやタグで色分けし、管理できます。
また、100以上のキャラ設定項目があり、詳細に人物像を設定することも可能です。
ブラウザー版とスマホアプリの2種類がありますが、同期する場合は月額400円の有料となります。
ノベルチェッカー
「ノベルチェッカー」は、自分の執筆した文章が、小説の基本的な禁止事項に触れていないかチェックできます。
総文字数や原稿用紙に換算したときの枚数、さらに地の文とセリフ・漢字の割合などのチェックも可能です。
すごい名前生成器
「すごい名前生成器」は、物語の登場人物の名前に迷った時に使えるランダム人名ジェネレータです。
人名の生成パターンは日本名で10億、14カ国合計だと3,175億あるため、他と被らないような珍しい名前も命名できます。
欧羅巴人名録
「欧羅巴人名録(よーろっぱじんめいろく)」は、日本名以外の人物名を考える時のアイディア探しにおすすめのツールです。
英語・ドイツ語・フランス語など10カ国の男性・女性名がデータベース化されています。
ツールを活用して執筆作業を効率化しよう
執筆ツールを上手く活用することにより日々の執筆作業は効率化できます。
PCだけでなくスマホと互換性のあるツールを採用すれば、仕事や家事の空き時間を有効に使うこともできるでしょう。
とくにidraftは、執筆に関する充実した機能が無料で使えます。
効率的に文章の質を高めたいあなたにはおすすめのツールです。
自分のニーズに合ったツールを見つけて、執筆活動をより有意義なものにしてください。
ライター:ミツ