ゲル【(ドイツ)Gel】
コロイド溶液が固まって、半固体ないし固体の状態になったもの。ゲルが分散媒を含んだまま固化したものをゼリーといい、狭い意味ではゲルはゼリーのこと。豆腐・こんにゃく・ゆで卵など。→ゾル →ジェル
ゲル【(モンゴル)ger】
モンゴルなどの遊牧民が用いる饅頭形をした組み立て式の家屋。骨組みを木で作り、その上をフェルトで覆う。中国語では「パオ」という。
ゲル
《「ゲルト」の略。戦前の学生語》金銭。かね。
ゲルか‐ざい【ゲル化剤】
液体を凝固させ、ゲル状にする物質。ゼラチン・ペクチン・寒天・アガーなどがある。
ゲルゼンキルヘン【Gelsenkirchen】
ドイツ西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市。ルール地方に位置し、石炭の採掘により発展。製鉄、製鋼、繊維、ガラスなどの工業が行われた。動物園が有名。
ゲルツェン【Aleksandr Ivanovich Gertsen】
[1812〜1870]ロシアの思想家・作家。革命運動で逮捕・流刑ののち亡命。農村共同体を基礎とする社会主義を構想した。著「過去と思索」「誰の罪か」など。
ゲルファント【Izrail' Moiseevich Gel'fand】
[1913〜2009]ロシアの数学者。関数解析の先駆者として業績を残したほか、超関数、表現論、確率論などの分野で幅広く活躍。素粒子物理学や量子力学などの物理学にも貢献した。米国ラトガーズ大学客員...
ショーレム【Gershom Gerhard Scholem】
[1897〜1982]イスラエルの思想家。ドイツのベルリンに生まれる。ユダヤ神秘主義研究の第一人者。また、親友だったベンヤミンの書簡集を編纂(へんさん)したことでも知られる。著「ユダヤ神秘主義」など。
ハウプトマン【Gerhart Hauptmann】
[1862〜1946]ドイツの劇作家・小説家。自然主義作家として出発し、ドイツ近代劇の確立に貢献。のち、ロマン主義的、象徴主義的立場に移行。1912年ノーベル文学賞受賞。戯曲「日の出前」「織工」...