たがね【飴】
語義未詳。上代の食物の名という。「われ今まさに八十平瓮(やそひらか)をもちて、水無しにして—を造らむ」〈神武紀〉
たがね【鏨/鑽】
金属を切断したり削ったりするのに用いる鋼鉄製の手工具。木工に用いる鑿(のみ)にあたる。丸・角・平などがある。
たがねし【鏨師】
平岩弓枝の短編小説。昭和34年(1959)発表。同年、第41回直木賞受賞。
たがね‐そう【鏨草】
カヤツリグサ科の多年草。山地に生え、高さ20〜30センチ。長い地下茎をのばして繁殖。葉は長楕円状の披針(ひしん)形で鏨を思わせる。ささすげ。
たが・ねる【綰ねる】
[動ナ下一][文]たが・ぬ[ナ下二]《「たかねる」とも》集めて一つにまとめる。たばねる。つかねる。「赤いハンケチを膝の上で—・ねて見せる」〈虚子・風流懺法〉