ぬの【布】
1 織物の総称。古くは、絹に対して、麻・葛(くず)などの植物繊維で織ったものをいい、のち、木綿も含めた。 2 建築で、横・平ら・水平・平行などの意を表す語。「—羽目(はめ)」
ぬの‐いし【布石】
道に沿うなどして、長くすえつけた敷石。ぬのしきいし。
ぬの‐かたぎぬ【布肩衣】
植物繊維で織った布で作った肩衣。「綿もなき—の」〈万・八九二〉
ぬの‐ぎそ【布基礎】
建築物の基礎で、壁や柱の下部に、断面が逆T字型の鉄筋コンクリートを帯状に打ち込んだもの。→べた基礎
ぬの‐きぬ【布衣】
《「ぬのぎぬ」とも》植物繊維で織った布で作った衣服。「荒たへの—をだに着せかてにかくや嘆かむせむすべをなみ」〈万・九〇一〉