とっ‐つけ【取付】
1 鞍(くら)の後輪(しずわ)の四方手(しおで)につけるひも。餉付(かれいつけ)。 2 刀剣の柄口(つかぐち)の金具。
とり‐つき【取(り)付き】
1 物事のはじめ。とっかかり。とっつき。「商売の—から挫折する」 2 道などが始まる場所。とばくち。とっつき。「登攀(とうはん)ルートの—」 3 人から受ける最初の印象。とっつき。「—の悪い人」
とりつき‐しんしょう【取(り)付き身上】
所帯をもったばかりで何事もととのわない暮らし向き。「—の苦しさと」〈秋声・あらくれ〉
とりつき‐どころ【取(り)付き所】
頼りにしてすがるところ。取り付く島。取り付き端(は)。「そう云っちゃ—もないが」〈漱石・坊っちゃん〉
とりつき‐は【取(り)付き端】
《「とりつきば」とも》「取り付き所」に同じ。「如何にも—がない」〈福沢・福翁自伝〉