はね【撥ね】
《「跳ね」と同語源》 1 文字を書くとき、運筆の終わりを上にはねること。また、文字のその部分。 2 「ピン撥ね」に同じ。「一割づつの—を取る」〈浮・当世銀持気質・四〉
はね‐あ・げる【撥ね上げる】
[動ガ下一][文]はねあ・ぐ[ガ下二] 1 はねて上方へ上げる。「泥を—・げる」「のれんを—・げて店に入ってくる」 2 値段や相場などを急に上げる。「好決算が株価を—・げる」
はね‐かか・る【撥ね掛(か)る】
[動ラ五(四)]水・泥などがとび散ってかかる。「水しぶきが—・る」
はね‐か・ける【撥ね掛ける】
[動カ下一][文]はねか・く[カ下二] 1 水・泥などをはねとばしてかける。「あやまってソースを上着に—・ける」 2 責任や罪を他の人になすりつける。「アレコソ其ノ熟柿ヲバ食ベタレト—・キョウズ...
はねか・す【撥ねかす】
[動サ五(四)]水・泥などをとばし散らす。「ビシャリと水を—・した」〈竜胆寺雄・黒猫〉
はね【×撥ね】
〔漢字の〕an upward brushstroke made with a smooth lift
はねあげる【×撥ね上げる】
1〔液体を〕splash2〔毛筆を〕make an upward stroke as one lifts one's brush
はねつける【×撥ね付ける】
社長はその要求をはね付けたThe president turned down the request.彼は一言のもとに我々の提案をはね付けたHe rejected our proposal po...
はねとばす【×撥ね飛ばす】
I1〔はじき飛ばす〕send ((a person)) flying彼は泥棒の襟えりをつかんではね飛ばしたHe grabbed the thief by the collar and sent ...
はねのく【×撥ね▲退く】
〔後ろへ〕jump back;〔脇へ〕jump aside